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企業のWebサイトは、ビジネスを発展させるために集客することが主な目的です。
ちゃんと集客できていないWebサイトはリニューアルを検討するのがおすすめです。

正しくリニューアルを実施すれば集客力を大きく向上させ、自社のビジネスに多くのメリットをもたらします。

本記事では、サイトリニューアルを行うべきタイミングや手順、失敗しないための方法などを徹底解説します。

    コラムの目次

  1. 1. Webサイトをリニューアルすべきタイミング
  2. 1-1. 集客効果に悩んでいるとき
  3. 1-2. デザインが古くなったとき
  4. 1-3. 情報が増えて使いにくくなったとき
  5. 1-4. 機能に問題があるとき
  6. 2. Webサイトをリニューアルする手順
  7. 2-1. 問題点の明確化
  8. 2-2. リニューアルの目的を決める
  9. 2-3. サイトマップ・ワイヤーフレームの作成
  10. 2-4. デザインの作成
  11. 2-5. コンテンツの作成
  12. 2-6. コーディング
  13. 3. サイトリニューアルでありがちな4つの失敗
  14. 3-1. 目的が曖昧になっている
  15. 3-2. SEO対策をしていない
  16. 3-3. リニューアルを告知しなかった
  17. 3-4. リニューアルの効果測定をしなかった
  18. 4. サイトリニューアルを成功させる3つのポイント
  19. 4-1. 担当者にしっかり目的を理解させる
  20. 4-2. 経営課題から目標を設定する
  21. 4-3. ユーザー視点を忘れない
  22. 5. サイトリニューアルはWebサイト制作会社に依頼しよう
  23. 5-1. どの時点でサイトリニューアルを業者に依頼すればいいのか
  24. 5-2. サイトリニューアルを依頼する業者の決め方
  25. 5-3. 業者がサイトリニューアルした際にかかる費用
  26. 6.【まとめ】制作会社に依頼してサイトリニューアルのメリットを享受しよう
  27. 6-1. 集客効果が改善される
  28. 6-2. 機能性が改善される
  29. 6-3. 運用しやすさが改善される

Webサイトをリニューアル
するべきタイミング

Webサイトをリニューアルするべきタイミング

Webサイトはあまり頻繁にリニューアルしても手間とコストばかりかさんで無駄になり、Webサイトのコストパフォーマンスが低下してしまうことにもなります。以下のようなタイミングでサイトリニューアルを実施するのがいいでしょう。

集客効果に悩んでいるとき

自社のWebサイトの集客効果に悩んでいる状況にあるなら、なるべく早いうちにサイトリニューアルを検討しましょう。

冒頭でも書いたように、企業Webサイトの最大の目的は「集客」にあります。

つまりWebサイトによって顧客を集め、売上を上げたり、企業の認知度を高めたり、資料請求や問い合わせの件数を増やしたりするために、Webサイトへの流入量を増やすことが重要になるのです。

しかし、Webサイトがきちんと作られていなかったり、現状のビジネスにマッチしていないと、十分な流入量を確保することができず、集客効果があまりないWebサイトになってしまいます。

現状のWebサイトを細かく修正していくこともできますが、いっそのことWebサイトを全体的に改善し、サイトリニューアルによって一気に集客効果を高める選択肢も有効です。

デザインが古くなったとき

自社Webサイトのデザインが古くなったと感じられるようになったら、サイトリニューアルを検討すべきタイミングといえます。

Webサイトのデザインのトレンドは2~3年周期で移り変わります。ターゲットの属性やWebサイトのジャンルによっては、もっと早ぃ時代遅れになってしまうこともあります。

■ BtoB向けサイト:5~6年

■ BtoC向けサイト:3~4年

■ 求人サイト:1年

特に求人サイトは、募集内容や掲載情報が毎年変わる可能性がたかいため、それに合わせて情報を更新する必要があります。

デザインがほとんど更新されていないサイトは、Webサイトとしての信用度の低下にもつながるでしょう。

WEBサイトを訪問する企業やユーザーに「なんだか古いサイトだな」と感じさせないよう、適切な頻度でデザインリニューアルを行いましょう。

情報が増えて使いにくくなったとき

自社Webサイトに掲載している情報量がかなり多くなってきたら、サイトリニューアルを実施するタイミングであるといえます。

長年Webサイトを運営していると、掲載している情報量が増え、それにしたがってコンテンツ間のリンクなども複雑化していきます。

コンテンツを順調に増やしてきたのは良いことですが、情報量が多くなったらそれなりの工夫が必要です。

例えば何十もの記事がただ並んでいるだけでは訪問したユーザーは求める情報がどこにあるのかわからなくなってしまいますから、カテゴリー別に整理し、カテゴリートップのページなども作る必要があります。

掲載されている情報がいかにユーザーにとって有益でも、Webサイト自体が使いにくいと、必要な情報にたどり着くことが難しいので、ユーザーがストレスを感じ、サイトから離脱してしまうのです。

ユーザーの離脱を防ぐためには、サイトリニューアルを実施して、Webサイト内の情報を整理することが重要です。

サイトの機能に問題があるとき

自社のWebサイトに機能に問題があると判断したら、早めにサイトリニューアルを実施することをおすすめします。

サイトがスマートフォンに対応していない

現在のWebサイトを制作したのが10年以上前の場合、「スマートフォン対応していない」可能性があります。

パソコンでWebサイトを見る場合と、スマートフォンでWebサイトを見る場合では適切な表示が異なります。スマホの画面は小さいので、パソコン用の表示のままだと全体が小さすぎて字が読めません。

かつてのWebサイトはパソコンでのみ見るものでしたので、パソコンにさえ対応していれば良かったのですが、この10年でスマートフォンが急速に普及し、今ではパソコンでWebサイトを見る人よりもスマートフォンでWebサイトを見るほうが圧倒的に多くなっています。

スマートフォンで見づらいWebサイトは、ユーザーの離脱率を高めてしまいます。

サイトリニューアルを実施し、閲覧しているデバイスごとに適切にWebサイトを表示できるようにする必要があるのです。

サイトがSSL暗号化されていない

古いWebサイトだと、「SSL暗号化されていない」状態の場合があります。

SSLとは、簡単に言うとインターネット上の通信を暗号化するシステムのことです。SSL化されていれば、第三者に情報を抜き取られる心配がなくなるので、安心してWebサイトを閲覧することができです。例えば個人情報や、場合によってはクレジットカード情報などを入力させるようなWebサイトでは、SSL暗号化は必須だと言えます。

また、SSL化されていないWebサイトにアクセスすると、デバイスの画面に「保護されていないサイト」である旨が表示され、ユーザーの注意を促します。

SSL化のある・なしは主な検索エンジンであるGoogleからもマイナスの評価を受けるい原因になります。その結果、検索結果の表示順にも悪影響を及ぼします。

そのようなサイトはなるべく早めにリニューアルを実施し、SSL化することでユーザーが安心してWebサイトを閲覧できるようにしましょう。

ディプシーからのアドバイス

サイトリニューアルを検討することになるタイミングはほかにもさまざまなものがあるでしょう。
自社のビジネス自体が大きく変わったときなども、従来のWebサイトがマッチしなくなる可能性が高いです。
細かな修正だけでは問題を解決できそうにないと判断したら、サイトリニューアルによって大幅に改善して問題を解消しましょう。

Webサイトをリニューアルする手順

Webサイトをリニューアルする手順

次に、どのような手順でサイトをリニューアルすればいいのかということを解説します。

現状の問題点の明確化

最初にしなければならないのは、「現状の問題点を明確にする」ことです。

気になる点をメモに残す

Webサイトの問題点を把握するにあたって、あなた自身がWebサイトのどこに問題があるのかを把握するために、気になる点をメモに残すことをおすすめします。

実際にWebサイトを訪問してみて、どこが「使いづらい」「わかりにくい」「見えにくい」と感じたのかを、できるだけ細かく明確に記載していきましょう。

漠然とした考えだけでは、サイトリニューアルを実施するにあたって参考になりません。

Webサイトを運営する立場ではなく、1人のユーザーの立場になってWebサイトの問題点を浮き彫りにしておきましょう。

アクセス解析を行う

現状のWebサイトのどこが問題かということを把握するために、アクセス解析を行うことをおすすめします。

「Googleアナリティクス」「Google Search Console」といった分析ツールを用いることで、キーワードごとの流入量、ページの閲覧数、さらにはユーザーがどのページで離脱しているかといったことを知ることができます。

また、競合他社のWebサイトと自社のWebサイトを比較することで、自社サイトが抱えている問題点を明らかにできます。

社内関係者の意見を参考にする

現状のWebサイトの問題点を把握するために、社内の関係者(販売・マーケティング・サポート・人事・総務など、ビジネスに関係するあらゆる部署の担当者)から意見を集め、サイトリニューアルの方向性を決める参考にしましょう。

Webサイト担当者一人の視点だけでは、どうしてもわからない部分があるはずです。複数のメンバーから意見を集めることによって、自分ひとりでは気づけなかった部分にも改善の余地を見出すことができるでしょう。

なるべく多くのメンバーから意見を集めて、サイトリニューアルの方向性を検討する材料にしてください。

問題点をもとにしてリニューアルの目的を決める

問題点をもとにしてリニューアルの目的を決める

現状のWebサイトの問題点が何かということを整理したら、サイトリニューアルの目的および目標数値を決めましょう。

その企業のビジネスによって、目安にすべき適切な数値は異なります。

ここでは、サイトをリニューアルする目的を、代表的な「集客」「採用」「サイト運用の改善」の3つの例で説明しましょう。

サイトの問題点やリニューアルの目標が明確になったら、それをもとにして「要件定義書」に落とし込んでください。

「集客」が目的の場合

サイトリニューアルの目的が「集客」の場合は、「Webサイトへのアクセス数」「Webサイトからの問い合わせ件数」「Webサイトからの資料ダウンロード数・資料請求数」などが目安にすべき指標となります。

「採用」が目的の場合

サイトリニューアルの目的が採用」の場合は、「Webサイトからの応募数」「Webサイトから応募してきた求職者の数」などが目安にすべき指標となります。

「サイト運用の改善」が目的の場合

サイトリニューアルの目的が「サイト運用の改善」の場合は、Webサイトの更新にかかる時間をどれだけ短縮できるかということが目安にすべき指標となります。

関連記事

Webサイトの目的について、以下の記事で詳しく解説しています。
あわせてご覧になってください。

■ そもそもWebサイトの目的とは何か? 目的のないWebサイトの怖いリスク

サイトマップ・ワイヤーフレームの作成

次に、「サイトマップ」と「ワイヤーフレーム」を作成していきます。

サイトマップの作成

前項までで分析した情報を元にして「サイトマップ」を作成してください。

サイトマップとは、サイト全体の構成を記載した資料です。

まず、どういうページを作り、そこには何を記載するのかということを明確に決めてください。

「XMLサイトマップ」を作成することもWebサイト作成には効果的です。

XMLサイトマップを設置すると検索エンジンにクロールされやすくなるというメリットがあります。

ワイヤーフレームの作成

サイトマップを作成したら、次に「ワイヤーフレーム」の作成に入ります。

ワイヤーフレームとは、Webサイトのレイアウトを決める「設計図」のようなものです。

上述したサイトマップはサイト全体の構成を整理した設計図ですが、ワイヤーフレームはページごとのレイアウトも含めた設計図です。

ワイヤーフレームを作成する段階で、トップページのレイアウトやお問い合わせページなどのコンテンツの配置をしっかりと決定していきましょう。

デザインの作成

次に、Webサイトの重要な要素である「デザイン」を決めましょう。

Webサイトのデザインは、サイトそのものの本格的な制作に入る前に確定しておく必要があります。

本格的にWebサイトの制作に入ってからデザインを変更したりすると、制作作業に手戻りが発生し、完成日に間に合わなくなる可能性があります。

これは、サイトリニューアルの実作業をWeb制作会社に依頼している場合も同じです。その場合、デザインを提案するのはWeb制作会社の側で、クライアントはそれを承認するか、修正を依頼するかです。一度承認したデザインを後になってから修正依頼したりすると、確実にスケジュールに遅れが発生し、作業がやり直しになるために追加料金もかかることがあります。納期が絶対の場合ではデザイン変更を断られることもあります。デザインはよく吟味して、後で変更が生じないようにしっかり決めておきましょう。

コンテンツの作成

デザインを作成したら、次は「コンテンツ」を制作する段階です。

サイトリニューアルに必要なテキストやコンテンツをライティングしたり、既存コンテンツのリライト・ブラッシュアップを行いましょう。

ライティングは専門的な作業です。ライティングが苦手な人、ライティング経験がない人にコンテンツ制作を任せてしまうと、サイトリニューアルのスケジュールに遅れが生じたり、コンテンツの質が低下するリスクがあります。

確実にスケジュールを守りたい場合は、ライティングもセットで対応できるWeb制作会社に依頼するのがおすすめします。

関連記事

Webサイトのコンテンツについて、以下の記事で詳しく解説しています。
あわせてご覧になってください。

■ 顧客を増やし、集客に成功するためのWebサイトコンテンツの条件

コーディングを行う

最後は、プログラミング言語でソースコードを作成する「コーディング」です。

コーディング作業を行うには、「HTML」「CSS」「JavaScript」といったプログラミング言語の知識が必要不可欠です。

これらは書籍やセミナーなどで勉強することもできますが、一朝一夕で身につけることは難しいでしょう。あらかじめスキルを有するエンジニアを採用したり外注したりして、行ってもらうことになります。

コーディングができる人材を確保できない場合は、Web制作会社にコーディングを発注することもできます。

ディプシーからのアドバイス

サイトリニューアルをWebサイト制作会社に依頼するとしても、ステップ②の「リニューアルの目的」までは社内で行う必要があります。
制作会社としても、ステップ②までの情報がなければ、クライアントの希望を踏まえたWebサイトを制作することはできません。

サイトリニューアルで
ありがちな4つの失敗

サイトリニューアルでありがちな4つの失敗

サイトリニューアルを実施すれば、一新したWebサイトによってさまざまなメリットを享受できます。ただし、サイトリニューアルの失敗例もあります。そもそもリニューアルを行うことになった目的が達成できなければ、言うまでもなく失敗です。

サイトリニューアルで失敗しやすいポイントを4つ紹介しましょう。

目的が曖昧になっている

サイトリニューアルの目的が曖昧になっているようなことにならないようにしてください。

Webサイトをリニューアルすることそのものは決して目的ではありません。

サイトをリニューアルして何をどう改善したいのかという明確な目的をもってサイトリニューアルに取り組んでください。

明確な目的があれば、そこから逆算して、何が必要なのか、何を解消するべきなのかということが明確になり、それに合わせてサイトリニューアルを進められます。

サイトリニューアルは、何を目的として行うのかを明確にして始めましょう。

SEO対策をしていない

SEO対策をしていない

サイトリニューアルしたのにSEO対策ができていないのでは、せっかくのリニューアルのメリットの多くを享受できないことになります。

サイトリニューアルの効果として重要なことのひとつは、「Webサイトへの流入量がどのくらい増えたか」ということです。

検索を行ったときに自社Webサイトが上位表示され、ユーザーを自社サイトに誘導するためにはSEO施策が必須です。リスティング広告によって誘客することもできますが、長期的に見るとSEO対策に勝る集客方法はありません。

そのため、SEO対策を考慮してサイトリニューアルができたかということは、非常に重要なのです。

検索エンジンの最大手Googleは、Webサイトのどこを評価して順位を決めているかということを明らかにしていません。つまり「こうすれば絶対に上がる」という説明書や攻略本などは存在しません。わかっていることは、さまざまな技術を駆使することで複合的にな要因からWebサイトを評価しているということだけです。

こうしたことから、SEO対策を考慮してサイトリニューアルを行える体制を社内に構築しておく必要があります。

社内にSEO対策についての知識をもつ人材がいない場合は専門家に外注する必要があります。その場合でも、依頼する先は信頼できる制作会社やSEOコンサルティング会社などにしてください。

関連記事

SEO対策とはどういうものか、またその重要性などについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせてお読みください。

■ Webサイトを上位表示させるSEO対策の具体的な方法
■ Googleの検索順位を上げるためにやるべきこと

告知をしなかった

サイトリニューアルを行ったら、その旨を広く告知することは必要不可欠です。

サイトリニューアルは見た目が大幅に変わりますので、既存ユーザーは「いつもと違う」と不安になる可能性があります。

そこでサイトリニューアルの告知が必要になります。具体的な告知法としては次のようなものがあります。

✔ 自社サイト内の「お知らせページ」で、サイトリニューアルを報告する

✔ Twitter、FacebookなどのSNSでサイトリニューアルを拡散する

✔ プレスリリースを配信し、メディアにサイトリニューアルしたことを取り上げてもらう

どの方法が最適かということは自社のメインターゲット属性によって異なりますが、ぜひリニューアルしたことを忘れずに告知してください。

効果測定をしなかった

効果測定

サイトリニューアルをしたらきちんと効果測定を行うことは必要不可欠です。

自社Webサイトをリニューアルしたことによって集客効果は高まったでしょうか。それともあまり変わらなかったでしょうか。まさか集客効果が下がってしまうなどのマイナスの効果に終わってしまってはいないでしょうか。

サイトリニューアルの結果がどうだったかということで、その後に行うべき最適な対処は異なります。

そのため、アクセス解析などを駆使して成果を数値化・分析して、サイトリニューアルの効果がどうだったかを明確に把握してください。

ディプシーからのアドバイス

サイトリニューアルが常に良い結果を及ぼすとは限りません。
良い結果が出れば成功ですが、もし悪い結果が出ていたら、再度サイトリニューアルを実施し、集客効果を改善していかなければならなくなります。

サイトリニューアルを
成功させる3つのポイント

サイトリニューアルを成功させる3つのポイント

前述したように、サイトリニューアルが成功して集客効果が高まるケースもあれば、失敗して集客効果が下がるケースもあります。

ビジネスは失敗で終わることは許されません。なんとしてもサイトリニューアルを成功させなければビジネスを成長させることはできないでしょう。

そこで、サイトリニューアルを成功させるための3つのポイントを解説します。

担当者にしっかり目的を理解させる

サイトリニューアルを成功させるには、リニューアル担当者にしっかり目的を理解させることが重要です。

何度も繰り返したように、サイトをリニューアルする目的は必ず存在しているはずです。

ところが、その肝心の目的がサイトリニューアルの担当者にうまく伝わっていない場合は往々にしてあります。

サイトをリニューアルすると決めた人が設定した目標を、リニューアル担当者が理解しておらず、「リニューアルしろとだけ言われたからリニューアルを実施した」というおかしなことは、珍しくありません。

つまり、サイトリニューアルそのものが目的になってしまったということです。

そのようなサイトリニューアルが成功することは稀でしょう。

サイトリニューアルを確実に成功させるためには、何のためにサイトリニューアルを行うのかということを明確に決め、それをリニューアル担当者がしっかりと理解して共有している状態で進めることが重要なのです。

経営課題から目標を設定する

サイトリニューアルを成功させるには、その目標を「経営課題」から落とし込んで設定することが重要です。

サイトリニューアルによって達成すべき目標は、その企業の経営課題に深く関わっています。そのため、次のような考え方で目標に落とし込むことが必要なのです。

企業のゴールを決める

ゴール

「企業として目指すゴール」は何でしょうか?

「売上を増やしたい」「知名度を高めたい」「求人への応募を増やしたい」など、さまざまな経営課題があるはずです。

そうした課題を解消させるためには、Webサイトをどのようにサイトリニューアルすべきなのか、というふうに考えてください。

そもそも自社が抱えている課題は何か?

上記だけではピンとこない、という場合は、自社の経営課題とは何かということから考えてみましょう。

企業がわざわざWebサイトを開設し、運営しているのは、基本的に経営に何らかの良い影響をもたらすと考えたからです。

労力やお金を投じてサイトリニューアルしたのに、何も良い影響をもたらさないのでは意味がありません。

どんな影響をサイトリニューアルによってもたらしたいのか、ということを考えてみましょう。

ユーザー視点を忘れない

サイトリニューアルを成功させるには、ユーザー視点を忘れないことが重要です。

Webサイトを訪問するのは顧客などのステークホルダーです。そのユーザーにとって使い勝手がよく、価値を感じられるようなWebサイトにするということがサイトリニューアルの基本なのです。

社内の人間にとって使いやすいか、ということではなく、ユーザーの視点に立ってリニューアルをすることを最優先に考えてください。

ディプシーからのアドバイス

サイトリニューアルでユーザーファーストを守るためには、Webサイトの制作には関わっていない部署のメンバーの意見が参考になります。
そうした一般的な意見をできるだけたくさん集めることで、「ユーザーならどう感じるか?」「どのようにしたらユーザーの利益になるか?」ということを考えてサイトリニューアルを実施してください。

サイトリニューアルは
Webサイト制作会社に依頼しよう

サイトリニューアルはWebサイト制作会社に依頼しよう

ここまで解説したことを自社内で徹底できる体制を整えることは難しいかもしれません。

専門的な知識やノウハウをもつ人材を確保することは、一般の企業では現実的ではないでしょう。

確実にサイトリニューアルを成功させるには、Webサイト制作会社に依頼するのが近道です。

Webサイト制作会社は一からWebサイトを立ち上げる以外にも、既存Webサイトのリニューアルも行ってくれます。

どの時点でサイトリニューアルを業者に依頼すればいいのか

Webサイト制作会社にサイトリニューアルを依頼するベストなタイミングは、「Webサイトをサイトリニューアルする手順」の項で述べた「ステップ② 問題点をもとにしてリニューアルの目的を決める」までが完了した時点です。

Webサイト制作会社に依頼するまでに、サイトリニューアルの要件を決め、改善すべき点やサイトニューアルの目的などを明確にしておきましょう。

その後、実際のサイト制作に入る前の段階でWebサイト制作会社にサイトリニューアルを依頼しましょう。

ワイヤーフレームやデザイン制作などを行うにはWebデザインの知識が必要です。プロであるWebサイト制作会社に任せたほうが効率もクオリティもいいでしょう。コンテンツ制作も制作会社に依頼したほうが安心です。

サイトリニューアルを依頼する業者の決め方

サイトリニューアルを依頼する業者は、できれば自社と同じ業種の企業のリニューアル案件実績が多い会社を選びましょう。

というのも、Webサイトを使った集客のノウハウは業種によってさまざまだからです。

自社と同じ業種の実績が豊富な業者には、その業種における集客ノウハウも蓄積されているはずです。そのため最適なサイトリニューアルを実施してくれる可能性が高いのです。

関連記事

Webサイト制作会社の選び方について、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてお読みください。

■ プロ目線で教える!Web制作会社の失敗しない選び方

業者がサイトリニューアルした際にかかる費用

費用

気になるのは制作会社に依頼するとどのくらいの費用がかかるかということです。

リニューアルの度合いや業者によりますので、一概にいくらということは言えないのですが、中小規模の制作会社なら数十万円程度から請け負うことも多いでしょう。

大手の制作会社だと費用も高額になりがちで、最低でも100万円以上の費用が必要になるケースが多いでしょう。

費用についてはケースバイケースですので、実際に業者と相談しながら最適な選択を行ってください。

関連記事

Webサイトの制作費用について、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ合わせてお読みください。

■ Webサイト制作費用の相場と費用を抑える方法

ディプシーからのアドバイス

Webサイト制作会社の中には、サイト公開後の運営サポートも提供しているところもあります。
Webサイトのプロによるサポートですので、自社にサイト運営のノウハウがない場合は心強い味方になってくれます。

【まとめ】
制作会社に依頼してサイトリニューアルのメリットを享受しよう

制作会社に依頼してサイトリニューアルのメリットを享受しよう

サイトリニューアルを成功させれば、Webサイトがさまざまな効果を発揮してくれるようになります。具体的なメリットを挙げてみましょう。

集客効果が改善される

成功したサイトリニューアルは集客効果を改善します。

企業Webサイトの究極の目的は、広い意味で「集客に成功すること」です。集客によって、例えば顧客の増加、売上の増加などの数値が改善されることは大きなメリットです。

現状のWebサイトの集客効果に満足できない場合は、サイトリニューアルを実施することをおすすめします。

機能性が改善される

成功したサイトリニューアルは機能性を改善します。

古いWebサイトや情報量が増えすぎたWebサイトは、訪問ユーザーにとっては使いにくいものであることが多いです。

サイトリニューアルによって訪問者の利便性を改善すれば、Webサイトの滞在時間も長くなり、Webサイトの効果を最大化できるでしょう。

運用しやすさが改善される

成功したサイトリニューアルは、運用もしやすくなります。

Webサイトは公開した後の運営が集客の成否を決めます。運用しやすいWebサイトは集客効果を向上させるためにとても重要なのです。

サイトリニューアルするとWebサイトが整理されますので、運営担当者にとっても使いやすくなり、最小限の人員、最小限の労力で適切に運用できるようになります。

社内の人員だけではサイトリニューアルを実施できない場合には、プロフェッショナルであるWebサイト制作会社に依頼して、ぜひサイトリニューアルを成功させてください。

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