最も大手のインターネット検索エンジンは言うまでもなく「Google」です。
「自分はYahoo!を使っているけど……」という方もいるかもしれませんが、実はGoogleの検索エンジンの仕組みはYahoo!をはじめとする他社の検索エンジンにも利用されているのです。
つまり、自社Webサイトの検索順位を上げたいなら、Googleの検索エンジンを研究することが唯一の道だと言えます。
本記事ではGoogleの検索順位の決め方、検索順位を上げる方法を解説します。
Google検索の順位がなぜ重要なのか
まずWebサイトの運営者が「検索順位」を意識すべき理由を説明します。
Google「検索結果1ページ目」はクリック率が高い
Googleの検索順位の上位にWebサイトが表示されているかどうかは、Webサイト集客の成否を分ける要素の1つです。
検索を行う人は、検索結果の上にあるWebサイトから順番に訪問する、もしくは検索結果の1ページ目にあるWebサイトしかクリックしない傾向があります。
・スクロールやページ移動が面倒くさい
・検索エンジンの評価を信用している
・おおむね1ページ目に表示されているものだけで目的を達成できる
といったことがその理由です。
基本的に、検索結果の上位に表示されるほど、また検索結果のページ数が少ないほど、ユーザーがクリックしてくれる可能性が高くなります。
Webサイトの効果は訪問者数に左右される
Webサイトの目的はいろいろなものが考えられますが、ほとんどは訪問者数を増やすことを目指しているはずです。
「Webサイトの効果」と訪問者数は必ずしも比例するとは言い切れませんが、訪問者数が多いほど、そのWebサイトの目的・効果を発揮できるチャンスは大きくなります。
企業Webサイトなら、もちろんその目的は会社の利益向上にありますので、たくさんの人が訪問者を獲得できるかということは、決して無視できません。
Googleの検索順位が高いほどWebサイトの効果は上がる
■ 検索順位が上のWebサイト = 多くのユーザーが訪問しやすい
■ 多くのユーザーが訪問するWebサイト = 効果を発揮しやすい
つまり「検索順位が上のWebサイト⇒効果が発揮されやすい」ということになります。
それが、Webサイト運営者が検索順位を上げるためにさまざまな対策を講じる理由です。
特に企業Webサイトを運営しているなら、検索順位を少しでも上げてWebサイトの効果を高め、会社の利益に貢献していくことが求められます。
ディプシーからのアドバイス
試しになにか適当なキーワードで検索してみてください。
何千万件もの検索結果が表示されるはずです。
そのすべてを見る人はめったにいないことがわかります
Googleの検索順位の決まり方
Googleの検索順位は、もちろん50音順や新着順などといった並び方ではありません。
「クローラー」の情報収集の結果により変動
Googleの検索順位は、検索エンジンにおける「クローラー」というシステムで決められています。
このクローラーはインターネット上を巡回し、あらゆるWebサイトの情報を収集しています。そしてそれをもとにWebサイトの検索結果の順位を決めているわけです。
クローラーは常にネット上の情報収集を継続していますから、表示されている順位は固定されたものではなく、検索順位はつねに変動しています。
クローラに評価されることが検索結果に影響する
自社Webサイトの検索順位を上げるということは、このGoogleのクローラーに高く評価してもらうということです。
それが「SEO対策」の本質です。
SEO対策とは、検索エンジンに対してWebサイトの要素を最適化し、クローラーによる評価を高めて検索順位を上げ、それを維持することです。
SEO対策として具体的に有効な手法については、次項以降で解説していきます。
ディプシーからのアドバイス
検索順位を決めているGoogleのアルゴリズムは随時更新されており、時にはそれまでは有効だったSEO対策が効果を失うこともあります。
今では「あくどい手法」と検索順位を下げてしまうような手法が過去においては高く評価されていたこともあります。
そうしたアルゴリズムのアップデートを知らないでいると、せっかくSEO対策を行ってもマイナスに評価され、かえって検索順位を下げてしまうこともあります。
Google検索で順位を上げる方法
今のところ、WebサイトをGoogle検索で上位表示させるSEO対策の具体的な手法として、6つの方法が代表的です。
順位を上げたいキーワードをWebサイト内に散りばめる
WebサイトをGoogle検索で上位表示させるには「キーワード」を用いた対策が有効です。
これは、そのWebサイトが、どんなキーワードで検索するユーザーを誘導したいのかということです。
条件を満たした複合キーワードで勝負する
検索に慣れた人なら、自分の住む街で美容院を探すときに「地域名_美容院」と検索するでしょう。特定の美容院に行くべきか迷っていたら「美容院名_評判」などと検索するかもしれません。
こうした2つ以上のキーワードの組み合わせを「複合キーワード」といいます。
企業ホーム-ページでも、「肌荒れ_対処」「家電_激安」などと複合キーワードを設定することで、その複合キーワードで検索するユーザーを呼び込もうとしています。
2つ以上のキーワードを組み合わせるということは、より範囲を狭めていることになります。「家電」だけなら家電製品に関係のあるすべてのWebサイトが対象になりますが、それに「激安」といったキーワードを組み合わせることで、家電関係のWebサイトの中でも激安で販売しているWebサイトが検索結果として表示されるわけです。
つまり、自社サイトに関係のあるキーワードに、競合と差別化するためのキーワードを組み合わせれば、より効率的に訪問者を集客することができます。
キーワードの組み合わせ方は、「組み合わせることでライバルが少なくなる」こと、そして「その組み合わせで検索する人が一定数存在する」ことが重要です。
複雑な複合キーワードになるほどライバルは減りますが、その複雑な複合キーワードで複検索するユーザーもまたどんどん減っていきます。それでは上位表示できてもクリックする人自体が少ないでしょう。
一方、検索する人が多いビッグワードで勝負してしまうと、検索ユーザー数は多いもののライバルも多くなります。中小企業にとっては真っ向から勝負しても勝ち目のない大手企業のWebサイトがライバルになってしまうこともあります。そのような戦い方はとても不利ですよね。
検索してほしいキーワードをWebサイト内に散りばめる
どんなキーワードで勝負するのかを決めたら、Webサイトの各所にその言葉を散りばめてください。
このとき、「あくまでも自然な形で」散りばめることが大事です。そのキーワードがたくさん含まれているほど良いというわけではないのです。
タイトルやコンテンツの中身に、あくまでも自然な形で、ユーザーに違和感を感じられないレベルで散りばめないと、Googleの評価はかえって下がってしまいます。
ユーザーファーストのWebサイトを作る
Webサイトの検索順位を上げるには「ユーザービリティ」を意識することが大事です。
ユーザービリティとは、そのWebサイトを訪問するユーザーにとっての「利便性」です。
ユーザービリティを高めるWebサイトの例
例えば、下記のような手法が有効です。
・難しい表現を避ける
・難しい漢字には読みがなを、専門用語には意味を書き加える
・適度に画像やグラフなどを入れる
・箇条書きなどを活用する
・ページが早く表示できるように注意する
・ページ内広告を入れ過ぎない
・目次やメニューなどで動線をわかりやすくする
ユーザービリティを意識した、ユーザーを第一に考えたWebサイトは、クローラーが高く評価すると同時に、ユーザーがそのWebサイトから離脱してしまうことなく、回遊を誘う効果があります。
ユーザー目線での対策が重要
とにかく重要なことは「ユーザーの目線に立つこと」です。
そのWebサイトを訪問してくれたユーザーにとって使いやすいWebサイトでなければ、いかに良いことが書いてあっても、本来の目的(そこに掲載された商品を買ってくれたりすること)は達成されないでしょう。
あくまでも訪問してくれたユーザーが使いやすく、利便性があるコンテンツや機能を最優先し、使いやすいWebサイトにすることを心がけましょう。
有益なコンテンツを増やす
Webサイトの検索順位を上げるには「有益なコンテンツを増やす」ことも重要です。
ユーザーにとって有益なコンテンツがたくさん掲載されていれば、「このWebサイトを見てよかった!」と思ってくれるはずです。
有益なコンテンツとは?
ここで言う「有益なコンテンツ」とは、次のような特徴をもつコンテンツのことです。
・生活に役立つ情報である、実用性がある
・オリジナルの内容である
・情報に信頼できるソース(情報源)が明記されている
・そのWebサイトを訪問するユーザーにとって役に立つ
・他のサイトよりも詳しく、わかりやすく解説している
仮に実用的でも、そのWebサイトのテーマに合っていなければ有益なコンテンツとは言えません(コスメのWebサイトに、花火大会の情報や不動産関連の情報が充実していても、テーマに合わず、訪問者を混乱させてしまうだけですよね)。
あくまでもWebサイトのテーマにマッチする情報を、わかりやすく実用化しやすい形で提供することが重要です。
コンテンツの量産が難しい場合は?
Webサイトの検索順位を上げるには、継続的にコンテンツを増加させる、つまりコンテンツを量産することが重要です。
訪問者にとって役立つコンテンツがを増えていけば、そのWebサイト自体の情報としての価値が上がり、多くのユーザーを呼び込める一種の「資産」になります。
もっとも、質の良いコンテンツを量産し続けるのは簡単なことではありません。それができる体制を構築することも必要になります。社内の人材でコンテンツを量産し続けることが難しい場合は、制作会社などに外注してコンテンツを追加していくことも検討しましょう。
クローラーが調べやすい構造にする
Webサイトの検索順位を上げるには、「クローラーが調べやすい・評価しやすい構造」にすることも重要です。
具体的には次のようなことを心がけてください。
・インデックスを作成する
・インデックスの内容を厳選する
・重複ページをなくす
・内部リンクを適切に配置する
・リンク切れを回避する
クローラーにとっての利便性を「クローラビリティ」といいますが、クローラビリティを高めることで、クローラーがWebサイトを正当に評価してもらいやすくなるのです。
正当な外部被リンクを獲得する
Webサイトの検索順位を上げるには、「正当な外部からの被リンクを獲得する」ことが有効な手段です。
自サイトにリンクしてくれる外部のWebサイトがたくさんあることは、クローラーからの評価を高めますので、多くのユーザーを自サイトに呼び込むことになります。
不当な被リンクは評価を下げる
「正当な外部からの被リンク」という持って回った言い方をしたのは、
・適当なページを作って被リンクを自作自演する
・これを外部に委託して被リンクを増やす
といった場合は「正当ではないもの」と判断され、評価を下げる原因になってしまうからです。
これらはいわゆる「ブラックハットSEO」と呼ばれており、かつてはこの手法でも評価を高めることができていました。
しかし、中身の伴わない被リンクは決してユーザーにとって有益なものではありません。今ではGoogleのアルゴリズムが見直され、現在ではこうした悪質な被リンクでは検索順位を上げることはできなくなっています。
正当な被リンクを増やすには?
では、どうしたら「正当な被リンク」を獲得することができるのでしょうか。
そのためには「高品質なコンテンツでWebサイトの評価を高める」しかありません。
情報量が多く、情報の専門性や信ぴょう性が高いWebサイトは、自然と多くのWebサイトから信頼され、情報源として被リンクを獲得していくはずです。例えばSNSでその記事が話題になった場合でも被リンクになりますから、さまざまな人のSNSで取り上げられれば、「正当な被リンク」が増えていくことになります。
自然な形で増えた被リンクはWebサイトの信用を高め、検索順位を上げることになるのです。
コンテンツを無駄に引き延ばさない
Webサイトの検索順位を上げるには、冗長で無駄なコンテンツを排除し、Webサイト全体の有益さを保つことが有効です。
コンテンツは長いほどいいのか?
ここで問題なのは、有益なコンテンツを目指すと、自然と文字数が増えていくということです。
いろいろなWebサイトを見てみると、コンテンツの長さは2,500字~5,000字程度のものが多いようです。しかし、ときおり1万字を超えるような長いコンテンツも見かけることもあります。コンテンツの文字量は多いほど良いのでしょうか?
クローラーがどんな要素を基準にWebサイトを評価して順位を決めているのか、Googleは公表しておらず、文字数が直結しているとは言い切れません。
しかし、大切なことは、Googleが検索順位を決める指標にしているのが、「ユーザーに利便性や利益をもたらすコンテンツかどうか」だということです。
つまり文字数が多いことがユーザーの利益につながるかどうかは、そのコンテンツ次第です。短い文字数でも説明できるような薄い内容のコンテンツを1万字にまで引き延ばしても、決して情報量が豊富だということにはなりません。
バランスの悪いコンテンツはGoogleの評価を下げる
コンテンツに工夫を凝らして有益性を高める手法には、次のようなものがあります。
・難しい単語の意味を解説する
・具体例を挙げる
・端的にまとめすぎない
・コンテンツの理解度を高めるための情報を盛り込む
・他サイトへの移動を必要としない専門性を確保する
これらの手法はいずれも読者の理解を助けることになり、コンテンツの有益化に貢献していますが、どれも文字数を増大させることになります。
文字数を増やそうとして冗長な文章、意味があまりない文章ばかりでコンテンツを構成すれば、ユーザーが読み疲れてしまいます。反対に、短い言葉で端的にまとめすぎたコンテンツも読者を置いてけぼりにしてしまいます。
つまり、決して文字数が多いほど良い、少ないほど良いということはなく、ユーザーに有益な情報を提供するための手法と文字数が適切なバランスになっていれば、そういったコンテンツは有益なものとみなされるのです。
上で述べたように、「文字数が多すぎる」ことも「文字数が少なすぎる」ことも、Webサイトの評価を下げてしまいます。
ただし、1万字というような文字量のコンテンツは、なかなか普通の人には書けるものではありません。ちょっとした短編小説ぐらいの長さですから、いくら内容があったとしても、しっかりと論理的に組み立てられ、わかりやすい文章で、読む人が納得してくれるようなコンテンツでなければ、最後まで飽きずに読んでくれることはなく、有益さは失われてしまいます。
そのような高品質なコンテンツを掲載するには、Webサイトのプロフェッショナルである制作会社の助けが必要になります。
ディプシーからのアドバイス
本項で紹介した方法の中には、なかなか順位アップの効果があらわれにくいものもあります。
しかしユーザーのためになっているかどうかという視点を忘れなければ、必ずユーザーの支持を得ることができます。
それによりそのWebサイトの評価が上がり、訪問者が増えれば、検索順位にも必ず反映されます。
検索順位が変動するまでの期間
検索順位を上げるためには、前項で紹介したようなSEO対策が必要ですが、具体的にどのくらい続けていれば効果があらわれるのでしょうか。
順位が上がるまでに数ヶ月を要することも
何らかの理由で世間的に認知されるようなことがないかぎり、「新しく開設したホームぺージ」が検索順位の1ページ目に表示されることはまれです。
クローラーによって何度も評価されることで検索順位に反映され、数か月~1年程度かかってようやく上位表示で定着することもあります。
成果が出るまで時間がかかることは、SEO対策のデメリットであると言えます。それに比べると、リスティング広告は申し込めばすぐに検索結果の1ページ目に表示させることも可能だからです(広告ではありますが)。
ケースバイケースですが、基本的にSEO対策が効果を発揮するまでには数か月単位かかることを覚えておきましょう。
逆に検索下位に飛ばされるケースも想定しなければならない
注意すべきは、「検索順位が下がってしまうこともある」ということです。
逆効果となるSEO対策をしてしまったのかもしれませんが、そうとも限りません。他サイトが行ったSEO対策が奏功したために、相対的に検索順位が下がってしまったのかもしれません。
検索順位が下がった場合は、対策が間違っていなかったかを点検するとともに、ライバルサイト(自社に代わって順位が上がっているWebサイト)の内容を調べて、自社Webサイトでも取り入れられるようなことはないか、チェックしてみましょう。
安易に迅速なリライトはしない方が良い
Webサイトを運用しつづけることにおいて、SEO対策のために既存のコンテンツを「リライト」することもあると思います。
最新情報を付け加えたり、より読者がわかりやすいように文章を直したりすることは有効ですが、順位が上がらないからという理由であれこれリライトしてしまうのは得策ではありません。
上記のように検索順位が上がるには相応の時間が必要ですから、効果が確定しないうちにコンテンツをいじってしまうとGoogleの評価も一定しないことになります。
検索順位が少しずつでも上がっている間は、あわてずに新しいコンテンツを追加していくことにパワーを割いた方が良いでしょう。
順位があまり変わらず、むしろ下がってきたというときには、特に「閲覧数が少ないページ」を中心に内容を見直し、Webサイト全体の評価を高めることを目指すのがおすすめです。
ディプシーからのアドバイス
実際にGoogleのクローラーがどの程度の頻度で巡回しているかということは公表されていません。
そのことも、Webサイトの検索順位が変動するまでに時間をはっきり言えない理由のひとつです。
あわてずにできることから少しずつ行って、Webサイトの評価を高めましょう。
検索順位を明確に調べる方法
検索順位を上げることが目標なのですから、「現在は何位なのか?」を知っておくことも重要です。
「そんなのは実際に検索してみればわかるはず」と思うかもしれませんが、明確な順位はそれではわからないのです。
「シークレットモード」で検索してみる
「会社のパソコンで見たときと、自宅で見たときに検索順位が違う」
と思ったことはありませんか。
実は、Googleの検索結果は環境によって異なるのです。
普通の操作で検索を行うと、「パーソナライズド検索」が適用されています。「パーソナライズド検索」とは、検索を行っている場所、PCなのかスマホなのかといったデバイスの違い、そのデバイスで過去に行った検索の履歴といった多くの情報をもとにして検索です。
普通にものを調べるのなら、今いる場所、検索に使っているデバイス、過去に行った検索などを元に結果を表示してくれたほうが便利ですから、モードを変更しない限り、Googleのエンジンはそのような検索結果を表示します。
それでは「真の客観的な検索順位」を知ることはできませんので、検索履歴やページのcookie情報が反映されない「シークレットモード」に切り替えることがおすすめです。
無料・有料のツールを利用する
さらにしっかりと検索順位を分析するには、そのための無料・有料さまざまな専用のツールもあります。そのようなツールでは、検索順位以外のさまざまな情報を収集してくれます。有料なもののほうが優れているとは言い切れませんが、有料ツールには無料版では知り得ないような情報を知ることもできます。
どんなツールを活用するかは考え方次第ですが、愛用のツールを決めて定期的に情報収集し、分析に活かしましょう。
ディプシーからのアドバイス
Webサイト運用に役立つツールにはさまざまなものがあります。
予算が潤沢でなければ無料ツールを中心に活用するのも良いでしょう。
より高度な分析を行う必要が出てきたら有料ツールに移行するというのでも十分です。
順位を大きく左右する
「アルゴリズムアップデート」とは
検索順位は、Googleの検索エンジンの「アルゴリズム」が深く関わっています。
このアルゴリズムは常に進化しており、時折アップデートされます。そのアップデートによって、それまでの検索順位が大きく影響を受けることもあります。
急激に順位が変動するケースがある
Googleのアルゴリズムがアップデートされたことにより、急激に順位が変動し、不自然に下がったり、逆に上がったりすることがあります。
アルゴリズムというのは、検索順位を決める基準と、その基準の相関関係のことですから、アルゴリズムがアップデートされることは、Webサイトがどう評価されるかが変わり、その結果、検索順位が変動するということなのです。
不自然に順位が変動したらアップデート情報を収集してみよう
もし、不自然に順位が急変したことに気づいたら、アルゴリズムがアップデートされているかどうかをネットで情報収集してみましょう。
公式情報としては公開されないことも多いのですが、外部の評価サイトでアルゴリズムのアップデートに関する情報が公開されることがあります。
もし大型アップデートに関する情報を確認できたら、既存の手法がどのように影響しているかを分析して、今後のSEO対策にフィードバックする必要があります。
基本的に「ユーザーの利益」を考えていればプラスに働く
しかし、「ユーザーの利益を考えてWebサイトを運用している」という基本姿勢を維持している限り、アップデートの影響はプラスに働くことのほうが多いはずです。
クローラーは検索ユーザーにとって利便性の高いWebサイトの検索順位を優先的に上げています。
客観的に「よりユーザーの利益を考えた対策」を続けていれば、アルゴリズムが大幅に変わっても検索順位が急激に下がることはないと考えられます。
ディプシーからのアドバイス
アルゴリズムのアップデートにより、既存の手法が無効化されたり、逆に評価を下げる要因になってしまうこともあります。
しかしそうした手法は元々ユーザーの利益を考えたものではなく、努力せずに順位を上げることを狙ったものであることがほとんどです。
ユーザーを第一に考えた対策は、常にGoogleに評価されます。
Google検索アルゴリズムの
ヒント「10の真実」について
Googleのアルゴリズムは具体的にはオープンになっておらず、だから具体的にどんな手法が有効なのかはわかりませんので、さまざまな研究がトライアンドエラーで試みられています。その研究のベースになっているのが「10の真実」という情報です。
Googleの10の真実
① ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
② 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
③ 遅いより速いほうがいい
④ ウェブ上の民主主義は機能する
⑤ 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
⑥ 悪事を働かなくてもお金は稼げる
⑦ 世の中にはまだまだ情報があふれている
⑧ 情報のニーズはすべての国境を越える
⑨ スーツがなくても真剣に仕事はできる
⑩「すばらしい」では足りない
※出典「Googleが掲げる10の事実」
Googleはこの「10の真実」がクローラーの評価基準であるとは言っておらず、この文章は一見すると「会社理念」のようでもあります。しかし、検索エンジンの最大手であるGoogleが、何を重要視してネット上の情報を見ているのかということを最もよく表しているのです。
「10の真実」の上には、「Google は随時このリストを見直し、事実に変わりがないかどうかを確認しています。Googleは、これらが事実であることを願い、常にこのとおりであるよう努めています」と表明しています。
例えば「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という項目は、SEO対策の基本であるユーザーファースト・ユーザービリティの確保というヒントにつながりますし、その他にも「1コンテンツ1トピック」「モバイルユーザーの利便性の確保」といった最新のSEO対策につながる情報が盛り込まれています。
つまり、Googleの理念の塊である「10の真実」に則ったWebサイト対策を講じていれば、Googleに評価されるWebサイトの姿に近づけることができるのは間違いないでしょう。
ディプシーからのアドバイス
Googleが「10の事実」を策定したのは、会社設立から数年後のことだそうです。
「10の真実」が今も変わらずに掲げられていることは、検索エンジンGoogleにとってこれが唯一無二の理念であることを意味しています。
「10の真実」に則ったWebサイト対策を繰り返し読んで、検索順位アップを目標にしましょう。
【まとめ】
Googleの検索アルゴリズムを
理解して検索順位を上げよう
検索エンジンが何をもとに検索順位を決めているかをひもといていけば、それに即してWebサイトのコンテンツを決め、運用していくことで、自然に検索順位は上がっていきます。
Webサイトを運用する企業の担当者は、アルゴリズムのアップデートにおびえることなく、常に訪問してくれるユーザーの利益を第一に考えてWebサイトを運用していきましょう。
SEO対策のノウハウをひとつひとつ律儀に実践することは容易ではありません。必要に応じてWebサイトのプロフェッショナルである制作会社に相談し、助力を得ながら検索順位を上げていくのがおすすめです。
ディプシーからのアドバイス
Webサイトの検索順位に悩んでいる方は、ぜひ私たちディプシーまでご相談くださいませ!
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