せっかく企業Webサイトを立ち上げたのに、Googleで検索してみても全然ヒットしないとお悩みではないでしょうか。
Webサイトは検索にヒットしなければ閲覧数は圧倒的に少なくなります。
企業サイトの最大の目的である集客もなかなか効果が上がらないでしょう。
本記事では、Googleの検索にヒットしないWebサイトの、適切な対処法について解説します。
検索してもヒットしない5つの理由
Googleで検索して自社サイトがヒットしないとしたら、そこには明確な理由があります。
どんな理由で検索にヒットしないのかはケースバイケースですが、以下の理由が考えられます。
検索エンジンの仕組みを理解していない
Googleの検索結果にWebサイトがヒットしない理由を理解するには、まず「検索エンジンの仕組み」を理解しておく必要があります。
Googleの検索エンジンは、「Webサイトを探す」「Webサイトを記録する」「Webサイトの表示順位を決める」という3つのことをしています。
Googleは「クローラー」というプログラム上の“ロボット”を使って、世界中のWebサイトを巡回しています。そして初めて訪れたサイトでは内部のページ情報を収集し、以前訪れたことのあるサイトは更新部分の情報を収集しています。
クローラーが集めたページ情報はGoogleのデータベースに登録され、発見したすべての情報をデータベースに格納して整理します。データベースに整理されたページは、採点されて検索順位がつけられます。
Googleに認識されていない
Webサイトが検索にヒットしないのは、「Googleの検索エンジンがそのサイトを認識していない」からかもしれません。
Googleの検索エンジンがWebサイトを認識しない理由は2種類あります。
1つは「クローラーが訪問していない」ことです。
検索エンジンのクローラーは世界中の膨大なWebサイトを巡回しているので、数日あるいは数週間おきにしかWebサイトを訪れていません。
公開して間もないWebサイトは、まだクローラーが巡回していないのかもしれません。しばらく待てばクローラーが訪問し、Webサイトを認識することになります。
2つ目の理由は「Webサイトの内容が検索エンジンに理解されていない」ことです。
クローラーが訪問しても、検索エンジンがページの内容を正確に把握できないと、Webサイトは認識されたことになりません。
ページの内容を正確に把握してもらうためには、見出しや引用、画像などの要素を「HTMLタグ」で記載する必要があります。見出しひとつとっても、ただ文字を太くしたり大きくしただけでは、見出しとして認識されないのです。
ペナルティをくらっている
そのWebサイトがGoogleから何らかのペナルティを科せられている状況だと、検索結果にヒットすることはありません。
Googleが「このWebサイトの内容には不正がある」と判断すると、ペナルティを受け、そのWebサイトはインデックスされません。
Googleにインデックスされないということは「Webサイトのデータベースから削除されてしまう」ことを意味します。すると、いくら検索してもそのWebサイトがヒットすることはありません。
どんな場合にGoogleがペナルティを科すかという理由はさまざまですが、例えば以下のような場合があります。
✔ 検索エンジンやユーザーをあざむくような行為(ブラックハットSEO)をしている
✔ 無断で複製されたコンテンツを掲載している
✔ フィッシングやマルウェアなど不正なソフトウェア等のインストールを目的としたサイトである
このような「明確な悪意のあるWebサイト」は、ほぼ確実にペナルティの対象になります。
検索順位が低すぎる
Googleの検索にヒットしないということは、「検索順位が低すぎて見つけられない」という可能性が高いです。
検索エンジンはインデックスしたWebサイトを評価し、それに応じて検索結果の順位を決めていると前述しました。
試しに、実際に何か適当なキーワードで検索をかけてみると、「約●●件」と表示されています。
この数値はそのキーワードでヒットしたWebサイトのすべての件数です。
企業サイトはそれぞれ何らかのキーワードで検索されたときにヒットするようにWebサイトを作っていますが、そのキーワードでのヒットを狙っている企業は数多く存在するはずです。
つまり、数多いライバルとの競争で順位が決まりますので、何百万件という検索結果の下位の方に自社サイトが埋もれてしまっている可能性があるのです。
検索表示順位を向上させることができるのが、後で詳しく説明する「SEO対策」です。
もし、自社名などで検索してもヒットしない(インデックスされていない)状態なら、おそらく検索順位が低すぎるという可能性が高いので、SEO対策によって検索順位を高めることが必要です。
WordPressの設定の問題
Googleの検索にヒットしない理由としては、他に「WordPress」などの設定に問題がある場合があります。
WordPressの設定項目には、「検索結果に反映されない」という表示項目があります。この項目にチェックが入っていると、GoogleのクローラーはそのWebサイトをインデックスしません。
何らかのタイミングでこの項目をチェックしてしまうこともありますので、確認してみましょう。
この項目のチェックを外し、クローラーが巡回に来るのを待てば、比較的速やかに問題を解消できるでしょう。
ディプシーからのアドバイス
ペナルティの対象となっている「ブラックハットSEO」は、ひと昔前には問題のない有効なSEO対策でした。現在では逆効果になってしまいます。
詳しい内容は後で詳しく説明しますが、絶対にやらないようにしましょう。
Googleの検索にヒットしない
ことのデメリット
WebサイトがGoogleなどの検索エンジンの検索結果にヒットしないことは、明らかに問題がある状態であり、速やかに解消するべき問題です。
では、具体的に何が問題になるのかについて解説します。
現状の問題点の明確化
Google検索にヒットしなかったり、検索順位が低すぎたりする状態を放置すると、企業Webサイトの基本的な目的である「集客」は成功しません。
企業Webサイトの目的には「売上」「認知度」「採用活動」などさまざまなものがありますが、どの場合でも、自社サイトに人を集めるということが基本です。
自社サイトが検索にヒットしない状態を放置すれば、サイト訪問者が少ないままですので、Webサイト集客には成功できません。
集客できなければ、売上アップ、認知度アップ、採用活動のサポートといった具体的な目的を達成することはできないでしょう。
投入した時間と費用が無駄になりやすい
Google検索にヒットしなかったり、検索順位が低すぎたりする状態を放置すると、Webサイトを制作したり運用したりする時間や費用が無駄になってしまうかもしれません。
企業Webサイトは、制作するにも運用するにも手間とコストがかかっているはずです。
そうしたコストを回収できるするためにもやはり集客が必要です。検索にヒットしない状態を放置すると、集客できないおで、かけた手間もコストも回収できないということになるのです。
企業Webサイトは、本来ビジネスに良い影響をもたらすために作り、運営するものです。ところが何のメリットももたらさない状態を放置したら投じたコストは無駄になってしまうでしょう。
PDCAを回すことができない
Google検索にヒットしなかったり、検索順位が低すぎたりする状態を放置すると、Webサイト運営における「PDCAサイクル」が機能しなくなります。
Webサイトを運用するには、アクセス解析やさまざまなツールを活用してそのWebサイトの集客効果を分析し、その結果に応じて対策をWebサイトに施すPDCAが欠かせません。
検索結果にヒットしないというのは異常な事態ですから、PDCAを正しく回すこともできなくなります。
「現状で良い状態を維持できているのか」「何か改善するべき点はないのか」といったことも判断できない状態ですので、Webサイトの現状を知る手がかりがないという状態なのです。
ディプシーからのアドバイス
ここまでをお読みになれば、Webサイトを正しく機能させるためには、検索順位が非常に重要だということをおわかりいただけたかと思います。
検索順位を向上させる対策については後で詳しく解説しますが、まずは、現状の自社サイトに何が必要なのかということを正確に把握してください。
Googleに自社サイトを
認識させる手順
前述したようにGoogleの検索で自社サイトがヒットしない理由の1つに、「クローラーが自社サイトを認識していない」というものがあります。
この状態を解消するためには、以下の手順で必要なアクションを起こしましょう。
Googleアカウントを作成する
まず、「Googleアカウント」を作成しましょう。
Googleアカウントとは、Googleが提供しているさまざまなツール・サービスを利用するための共通アカウントのことです。Gmailを利用している方は、すでにGoogleアカウントを持っているということになります。
まだGoogleアカウントを持っていない場合は、以下のURLにアクセスしてGoogleアカウントを作成してください。
■ Googleアカウントの作成このアカウントが1つあるだけで、Googleが提供しているさまざまなサービスを利用することができるようになります。
サーチコンソールに登録する
Googleアカウントを作成したら、次は「サーチコンソール」に登録を行ってください。
サーチコンソールとは、Googleの検索結果でのパフォーマンスを確認・分析できる無料のツールです。
Webサイトをより良く運営するための便利な機能が数多く搭載されており、登録して損はありません。
具体的には以下の手順で作業を行ってください。
1. サーチコンソールにアクセスしてGoogleアカウントでログインする
2. 画面右上の「プロパティを追加」をクリックする
3. WebサイトのURLを入力し「追加」をクリックする
4.「別の方法」を選択してHTMLタグにチェックを入れる
5. コードをコピーしてサイト内のheadタグに埋め込む
6. アップロードが完了したら「確認」をクリックする(「所有権が認証されました」と表示されれば登録完了)
インデックス登録を送信する
サーチコンソールの登録が完了したら、最後にサーチコンソールからインデックス情報を送信します。
インデックス登録を送信すると、「登録してほしいWebサイトがここにあります」とGoogleに伝えることになります。
具体的には以下の手順で作業を行ってください。
1. サーチコンソールの最上部にインデックス送信したいWebサイトのURLを挿入して検索する
2.「インデックス登録をリクエスト」をクリックする
3.「インデックス登録をリクエスト済み」という表示を確認する
ディプシーからのアドバイス
Googleアカウントは、Googleが提供するさまざまなサービスで共通に利用できるアカウントです。
Webサイト運営に役立つツールのアカウントですので、登録して損することはないでしょう。
Google検索で上位にヒット
させる「SEO対策」とは
前述したように、Googleには膨大な数のWebサイト情報がインデックスされています。その膨大なWebサイトの中で、自社サイトを検索上位に表示させ、多くのユーザーに訪問してもらえば集客効果を発揮することになります。
「SEO対策」とは、そのためのものです。
KW選定を行う
SEO対策の基本は「KW(キーワード)選定」です。
どんなKWで検索を行うユーザーが自社商品・サービスを利用する可能性が高いのかを把握することは、Webサイトの運営において非常に重要です。
そのようなKWは、どのように見つければいいのでしょうか。
Googleのサジェストを利用する
ユーザーの検索ニーズを推測する際に役立つのがGoogleの「サジェスト機能」です。
検索エンジンに何らかの言葉を入力すると、入力欄の下に、予測変換のように「そのKWと一緒に検索される可能性が高いKW」が表示されます。これがサジェスト機能です。
サジェストに表示されるKWは、「その言葉と合わせて検索されることが多い複合KW」です。つまり、多くのネットユーザーがその複合KWで検索エンジンを利用しているというわけです。
ライバルの存在を忘れない
検索される頻度が高い複合KWを知ることは大事ですが、ここで忘れてはならないのが「ライバル」の存在です。
頻度が高いということは、競合もその複合KWを狙っている可能性が高いでしょう。その中には大手企業も含まれていますから、同じ複合KWの組み合わせで競合することになると不利です。
つまり、検索ボリュームの多さも重要ですが、なるべく「他社が狙わない複合KWを狙う」ことが重要なのです。
選定したKWのニーズを把握する
複合KWの選定が終わったら、次は「その複合KWで検索するユーザーはどんなニーズをもっているのか」ということを分析しましょう。
最も手軽で確実な方法は、その複合KWで上位表示された他社サイトの内容を熟読して、そこに何が書かれているかを分析することです。
検索結果の上位に表示されているページは、Googleがユーザーのニーズに合致しているコンテンツだと判断したページですから、絶対に参考にすべきです。
もちろん自社サイトにその内容を丸パクリするのは厳禁です。Googleはコピーコンテンツをちゃんと見抜きます。コピーコンテンツを掲載しているサイトが検索結果の上位に表示されることはありません。
ニーズに応じたコンテンツを作る
ユーザーのニーズを理解したら、いよいよ自社サイトに掲載するコンテンツを作成します。
コンテンツ作成の際は以下の3つに気をつけましょう。
・検索ユーザーにとっての「使いやすさ」を意識する
・わかりにくい専門用語はできるだけ使わないように工夫する
・見出しや箇条書きなどをつけてユーザーが読み疲れないように工夫する
訪問してくれるユーザーが理解しやすい簡単な言葉で、できるだけ読み疲れないよう心がけましょう。
重要なことは「ユーザー目線でコンテンツを作る」ことです。
ディプシーからのアドバイス
自社サイトとあまり関連しないようなKWを盛り込んでも、検索エンジンは正しく評価しません。
あくまでも自社のビジネスの方向性にマッチするKWを選定し、サジェストを利用して、オリジナリティのある複合KWを用意しましょう。
逆効果になる
Google検索エンジン対策
最後に、Google検索で上位ヒットさせるどころか、逆効果になってしまう対策について解説します。
以下のような対策を行うと、Googleの検索にヒットしなくなる可能性が高くなります。
不正なリンクを増やす
「不正なリンクを増やす」と、検索ヒットしなくなる可能性があります。
正当な外部リンクが増えることは良好なSEO対策なのですが、それが不正なリンクだと逆効果になります。
不正なリンクとはどのようなものでしょうか。
世の中には「リンクを販売する業者」があります。そうした業者では、リンクを張るためのサイトをいくつも運営しており、そのサイトからのリンクを売る商売をしています。
そうしたリンクを購入すると、Googleからペナルティを受け、検索順位を大幅に落とされたり、インデックスから削除されてしまう可能性があります。
「ウチからのリンクを貼れば、絶対に順位が上がりますよ!」といった営業トークに騙されて、軽い気持ちで不正リンクを購入することのないようにしてください。
不自然にKWを入れ過ぎている
「KWを不自然に盛り込む」と、検索ヒットしなくなる可能性があります。
タイトルや見出しに選定KWを入れることは、SEO対策の有効な施策の一つです。しかし、やりすぎはいけません。
検索順位を上げたいKWを不自然に大量に詰め込むと、ユーザーにとっては非常に読みにくい記事になってしまいます。するとGoogleはユーザーの利益にならないWebサイトであると判断し、評価を落としてしまうのです。
選定したKWをあくまでも自然にコンテンツに盛り込み、ユーザーファーストに記事を作ることを第一に考えてください。
低品質なコンテンツばかり増やしている
「低品質なコンテンツが量産されている」と、検索ヒットしなくなる可能性があります。
たくさんのコンテンツが掲載することは自社サイトの評価を高めるのに役立ちますが、だからといって中身の伴っていない低品質なコンテンツを量産することは、ユーザー目線とは言えません。
「コンテンツごとの文章量が少ない」「オリジナリティがない」といった低品質なコンテンツは、Googleからの評価を落とし、検索順位を下げる原因になります。
コンテンツを増やすなら、ユーザーの利益を第一に考え、高品質で文章量のあるコンテンツだけを増やすように心がけましょう。
コンテンツの数を増やすだけでなく、必要に応じて古くなったコンテンツの情報を更新していくことも重要です。
他サイトのコピペが多い
「他のサイトからのコピー&ペーストばかり」のWebサイトは、検索ヒットしなくなる可能性があります。
Googleは他サイトにないオリジナル性のあるコンテンツを高く評価します。
他サイトの記事をコピーしたり、安易に書き換えただけのコンテンツを自社サイトに掲載しても、Googleは評価してくれず、検索順位は上がりません。
自社サイトに掲載するコンテンツを作るために、他サイトは大いに参考にすべきですが、コピペするだけのオリジナル性のないコンテンツを掲載するのはもってのほかです。
ディプシーからのアドバイス
ネット上でのツールには「コピペ」をチェックできるものがあります。
他サイトとの類似性を簡単にチェックできるので、自社サイトのコンテンツのオリジナリティをチェックしてみてください。
【まとめ】
Googleが高評価して検索上位に
ヒットするサイトを目指そう
Googleの検索結果にヒットしないことは、自社サイトにとって致命的です。
ヒットしていない原因が必ずあるはずですので、それを突き止めて改善しましょう。
しかし、自社サイトの集客力を向上させ、ビジネスに成功するためには、ただ検索でヒットするだけでなく、1位で検索順位を上げていくことが重要です。
検索順位を上げるSEOを徹底すると、場合によってはサイトリニューアルを行うほどの改修を必要になることもあります。専門的な知識やノウハウをもつWebサイト制作会社に相談して現状のWebサイトを分析してもらい、Googleから高い評価をもらえるWebサイトにしてもらいましょう。
ディプシーからのアドバイス
検索結果の上位に表示されるWebサイトをご要望の方は、ぜひ私たちディプシーまでご相談くださいませ!
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