現代においてはあらゆるビジネスでWebサイトが必要とされるようになっています。
しかし企業がWebサイトを立ち上げ、それを運営することには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
これまでWebサイトを持っていなかった企業にとっては、Webサイトのメリットが何かということが気になることと思います。
本記事では、企業がWebサイトを運営することのメリットについて解説します。
企業がWebサイトを運営する
7つのメリット
企業が、自社のWebサイトをもち、運営することには次のようなメリットがあります。
企業の信頼が向上する
まず、Webサイトをもつ企業は信頼を向上させることができます。
インターネットの普及
今や、ほとんどの人がパソコンやスマホ(スマートフォン)を使ってインターネットにアクセスし、日常的にあらゆることを調べています。
今日の予定やこれから訪問する場所への行き方、思い出せない漢字やスペル、目にしたニュースの詳細、芸能人のプロフィール、欲しい商品の詳細情報、取引先の情報、最新のビジネス動向など、ありとあらゆることをインターネットを使って調べると言っても過言ではないでしょう。
企業について知りたいことがあるときにも、当然インターネットを使って調べます。
企業に問い合わせるにしても、連絡先が分からなければ電話もできませんが、インターネットなら、企業名さえわかればその企業のことを簡単に調べられるのです。
企業ホームページは「企業の名刺」として機能する
企業のWebサイトは、その企業について何かを知りたい人にとっての「名刺」のようなものと言えるでしょう。
企業のWebサイトには、その企業の自己紹介が書いてあります。企業の誰かが説明しなくても、Webサイトを見てもらえば、その企業のことを簡単に知ってもらうことができるのです。
Webサイトがないことによるマイナスイメージ
インターネットが普及した結果、現代ではWebサイトがないことは、思ったよりも大きなマイナスイメージを与えることになりかねないようになりました。
・ホームページを持てないほど業績が良くないのか?
・悪徳業者なのではないか?
・ホームページに関心がないくらい現代のビジネスに乗り遅れているのか?
このようなマイナスイメージをもたれてしまうと、その企業の商品を買ったり、その企業と契約したりといった、さまざまなアクションをとってもらえなくなるおそれがあります。
Webサイトがないということは、自己紹介するつもりがないという意味にとられます。したがって、マイナスイメージをもたれてビジネスチャンスを逃してしまうのです。
集客できる
企業はWebサイトを使って集客を行うことができます。
Webサイトを立ち上げると、その企業に興味関心をもったユーザーが自然に集まります。
・広告で見かけて企業に興味をもった
・ある商品を購入したいので、詳しい情報を知りたい
前述のように、Webサイトは自己紹介のようなものですから、そこで商品やサービスを紹介したり販売したりできます。
SEO対策を講じれば、自社商品に関するキーワードで検索を行ったユーザーを集客することもできます。より多くの見込み客を得ることができるのです。
営業ツールになる
Webサイトは企業の営業ツールとしても機能します。
あらゆる人がインターネットで調べ物をしていると書きましたが、新規取引先を求める企業も、同じようにインターネットで調査・研究を行っています。
アピールしたい最新情報や商品の訴求ポイントなどをWebサイトに掲載しておけば、商品紹介のパンフレットや営業資料が手元になくても、Webサイト自体を営業ツールとして使うことができるわけです。
印刷した商品紹介パンフレットのようなこれまでの営業ツールは、アイテムが増えたりリニューアルしたりするたびに新たに印刷し直さなければならず、コストもかかります。
これに対してWebサイトは、最新の情報に更新するのに費用がかかりません。
できたてホヤホヤの新商品でも、パンフレットを印刷するよりずっとスピーディにWebサイトで営業できるのです。
マーケティングに活用できる
Webサイトはマーケティングツールとしても活用できます。
Webサイトを作ると、さまざまなツールを活用してアクセス解析を実施できるようになります。
アクセス解析を行うと、そのWebサイトを訪問してくれたユーザーが実際にどのページのどのコンテンツに強い興味・関心を持っているのか、どういったキーワードで検索したのかといったことを知ることができます。
こうしたマーケティングデータは、大規模なマーケティングリサーチ等を実施しなければ知ることができなかったものです。
さらに、Webサイト上にアンケートフォームを設置すれば、もっと有益な情報を集めることもできるでしょう。
こういったデータを集めて分析すれば、自社商品やサービス、ブランドの今後の戦略にフィードバックできるのです。
経費を削減できる
Webサイトは企業の経費を削減させることにもつながります。
企業には日々さまざまな電話での問い合わせが来ていますが、その対応は専任のオペレーターや現場の従業員が行っているはずです。
1件1件はわずかな時間かもしれませんが、塵も積もれば山になります。
たとえば、よく質問されることとそれに対する回答をWebサイトの「FAQページ」にまとめて掲載しておけば、従業員が問い合わせに対応する手間を削減できます。
企業のWebサイトが人の代わりに対応してくれるので、人件費削減につながるわけです。
顧客ロイヤリティを向上させる
Webサイトは顧客のロイヤリティを向上させてくれます。
顧客ロイヤリティを高めれば、顧客を自社のファンにして、知人に自社商品やサービスを紹介してくれたりするような理想的な状態を作れるようになります。
そうした効果を狙うのであれば、顧客が自社を深く理解してくれるような情報をWebサイトで発信すればいいのです。
顧客ロイヤリティを向上させることができれば、ファン化した顧客が自社のビジネスに多くの利益をもたらしてくれるはずです。
優秀な人材を獲得できる
Webサイトで採用活動をサポートすることによって、優秀な人材を獲得できるようになるでしょう。
現代の就職活動はインターネットを駆使した企業研究が不可欠であり、入社した企業について最も確実な情報源はその企業のWebサイトです。
企業にとっても、採用フォーマットさえ用意しておけば、企業研究のためにWebサイトを訪れたた人にそのまま採用プロセスへ進んでもらうことができます。
このようにWebサイトは志望者に適切な情報を提供したり、エントリー動線を確保したりすることで、採用活動をサポートできるのです。
ディプシーからのアドバイス
企業のWebサイトのメリットを享受するためには、得たいメリットによってWebサイトの機能を取捨選択する必要があります。
設計・企画の段階で、自社のWebサイトにどんな機能が必要かということを洗い出しておきましょう。
なぜWebサイトはさまざまな
メリットをもたらすのか?
Webサイトの代表的なメリットを7つ紹介しましたが、まだ、「本当だろうか?」と思っている人がいるかもしれません。
さまざまなメリットをWebサイトがもたらしてくれる理由を説明しましょう。
インターネットが普及したから
何と言っても最大の理由は「インターネットが広く普及した」ことです。
冒頭にも書いたように、現代は誰もが日々インターネットで調べものをしています。
さらにスマートフォンも普及したことによって、日本の8割以上がインターネットを利用している状況なのです。
インターネットを利用する人が多いほど、誰かが自社Webサイトを訪れてくれる機会も増えるはずです。
Webサイトを使った企業のプロモーションが、これまでのような広告よりもずっと効果を発揮するようになったのは、そういう理由があります。
さまざまなツールを活用できるから
さまざまなツールを利用できるようになったことも、Webサイトのメリットを享受できるようになった理由です。
前項にも書きましたが、Webサイトを立ち上げると、アクセス解析ツールなどさまざまなツールで自社ビジネスに有用なリサーチデータを得ることができます。
ツールには無料のものもたくさんあり、多くのインターネットユーザーがそれを駆使しています。
ビジネスにWebサイトを活用しないのは時代遅れだから
上記2点の結果として、企業がWebサイトを運営しないのはもはや時代遅れという状況になりました。
企業Webサイトは持って当然の「名刺」でもあり、使わないのは損の「便利なツール」でもあるのです。
ディプシーからのアドバイス
就活生が企業研究を行う上で、志望する企業がWebサイトをもっていなかったら、大きなネックになるでしょう。
しっかり企業研究してもらうためにも、Webサイトを準備しておきましょう。
企業がWebサイトを運営することの
デメリットとは?
多くのメリットがあるWebサイトですが、デメリットはないのでしょうか。
強いていうと次のようなことがデメリットになるでしょう。
初期費用と運用コストがかかる
企業がWebサイトをもつにはコストがかかります。
立ち上げには制作費用がかかりますし、その後も運営していくのに人件費がかかります。
運営方法の効率が悪かったり、Webサイトの規模が大きかったりすると、コストもそれにつれて多額になりますから、金食い虫と思ってしまう経営者もいるかもしれません。
しかし、Webサイトが健全に機能してその目的を果たしていれば、投入したコスト以上のリターンが得られるはずです。
運営方法を最適化することは大きな課題です。場合によっては、Webサイトによって得られるリターンより、投入したコストのほうがずっと大きくなるようなことも起こるのです。
特に資金繰りに余裕がない中小企業においては、コストをいかに最小限に抑えるかということが重要なポイントになると思います。
継続的に運用しないと成果が出せない
Webサイトは、継続的に運用していかないと成果を出すことができません。
開設さえすれば、それですぐに目的を達成できるわけではないのです。
企業がなぜWebサイトを立ち上げたかという目的はさまざまだと思いますが、その目的を達成するためには継続的な運用体制を確立する必要があります。
目的を達成するためには、新規コンテンツを増やしたり、既存のコンテンツを修正したり、時には削除したりしながら、Webサイト全体の鮮度を良好に維持しなければなりません。つまり「Webサイトの運営」というフェーズが重要になるのです。
Webサイトの運営にはもちろん人手が必要です。コンテンツの追加などは必要に応じて外部リソースを活用することも必要になるでしょう。
思いつきではなく、計画的に日々運営していく必要があります。
適切に運営できる体制を継続的に整えておかないと、Webサイトの鮮度はみるみる低下し、ユーザーにとって訪問する価値のないサイトになってしまうでしょう。
つまり、Webサイトを適切に運営するためには、社内で行う場合は人件費が、外注する場合には外注費がかかるということです。
メリットを活かすにはノウハウやテクニックが必要
企業がWebサイトをもち、運営するメリットがたくさんあることを紹介してきましたが、そのメリットを活かすには、やはり相応のテクニックやノウハウが必要です。
Webサイトを立ち上げ、人手を割いて運営体制を確立したとしても、知識や技術が不足していたら、Webサイトはメリットを発揮してくれないでしょう。
Webサイトは「名刺」代わりだと書きましたが、読みにくく美しくない名刺、でたらめが書いたあるような名刺だったら、むしろないほうがいいかもしれないのです。
Webサイトが期待するメリットを発揮するためには、立ち上げや運営においてWeb理論を熟知し、ノウハウをもつ担当者をすえることが重要なのです。
ディプシーからのアドバイス
このようなWebサイトのデメリットを理解して立ち上げや運営にとりかからないと、せっかくのメリットも大きなデメリットに転換してしまうことになりかねません。
デメリットを回避し、メリットを最大化するためにはどうすればいいのかということを、次項で詳しく解説していきます。
企業がWebサイトでメリットを
最大限生かすための方法
ここまで、Webサイトにさまざまなメリットがある一方で、デメリットもあるということを解説しました。デメリットを抑えつつ、メリットを最大化するためには、どうすればいいのでしょうか。
Webサイトの開設・運営に役立つ人材を確保する
Webサイトのメリットを最大限に活かすには、Webサイトの開設・運営に役立つ人材を確保することが必要です。
Webサイトを社内で制作しようと思ったら、誰を担当者にしますか?
誰が担当しても同じクオリティのものができるわけではありません。
できる限り、Webサイトの立ち上げや運営の経験があり、SEOの知識などWebサイトの運営に必須のスキル・ノウハウを有している人材を担当に据えてください。
社内に運営体制を確立する
Webサイトのメリットを最大限に活かすには、社内にWebサイトの運営体制を確立しましょう。
Webサイトを運営していく体制を社内に確立しておかないと、Webサイトを立ち上げた目的を達成することはできないでしょう。
もし、たまたま空いていたからという理由で人材を担当にすえたりしていると、Webサイトの運営も一貫しないものになってしまいます。一貫性のない運営はクオリティが大幅に低下してしまいます。
そのようなことにならないようにするには、常に同じ人材をWebサイトの運営担当としてすえ、一貫性のあるWebサイトの運営体制を社内に確立することが重要です。
Webサイト制作会社を利用する
さて、ここまで社内でWebサイトを立ち上げたり、運営していくことを前提に説明をしてきましたが、自社の状況を振り返って、なかなか難しいと思った人が多いのではないでしょうか。
中でも人材の課題は重要で、業界を問わず人手不足と言われる昨今、Webサイトの開設や運営に人手を割り当てる余裕はないと思います。
もし人手としては十分でも、Webサイトの開設・運営が問題なくできるスキルやノウハウを持つ人材は、そうそう都合よく見つけることができないでしょう。
その場合、Webサイトは諦めたほうがいいのでしょうか?
その答えはノ-です。
そうした企業でも、Webサイトのメリットを最大限に活かすことができる方法があります。
それは「Webサイト制作会社を利用する」ということです。
Webサイト制作会社は、Webのプロフェッショナルです。SEOなどのノウハウも十分に持ち合わせており、これまでの制作で得た経験を最大限に活かして、企業が希望するWebサイトを制作してくれます。
運営に関しては、どのWebサイト制作会社でも手掛けているわけではありませんが、開設後のサポートが充実しているWebサイト制作会社もあります。
社内にWebサイトの運営に十分な人手を割けない場合は、開設後のサポートが充実しているWebサイト制作会社に発注し、Webサイトのメリットを最大限に活かして、目的を達成しましょう。
ディプシーからのアドバイス
外注する際には、やはり「制作費用」「サポート費用」の額が問題になります。
ただ、社内で制作したとしても、担当者の人件費がかかるのですから、タダというわけではありません。
むしろコストパフォーマンスで考えれば、プロフェッショナルに発注することはデメリットを抑えることができる最良の手段だと言えるでしょう。
【まとめ】
Webサイトはメリット豊富!最大限活用するためにホームページ制作会社も視野に
インターネットが普及した現代においては、企業がWebサイトを立ち上げ、運営することにはさまざまなメリットがあり、むしろWebサイトを持たないデメリットのほうが大きいと言えるでしょう。ただしWebサイトの立ち上げや運営は誰でもできるものではなく、適切な担当者をつけないとデメリットのほうが大きくなってしまうこともあります。
Webサイトのせっかくのメリットを最大限に享受するためには、必要に応じて外部リソースを活用するのがおすすめです。
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