どのようなビジネスにおいても集客は重要な課題です。売上アップ、企業の知名度向上といったことも、まず集客しなければ達成できないからです。
集客を成功させる方法にはさまざまなものがあり、その中から自社のビジネススタイルにマッチするものを選択する必要があります。
本記事では、現代のビジネスで用いられている集客アイデアについて解説します。
まずは集客の基本から学ぼう
集客アイデアについて学ぶ前に、そもそも『集客』とは?ということからおさらいしておきましょう。
集客とは何か?
「集客」とは、文字通り「顧客を集める」ことです。
どこに集めるのかといえば、例えば「店舗」や「自社のWebサイト(ECサイトなどを含む)」ということになります。
集客の成否は売上や経営の継続に関わる
集客に成功すると、お店や自社サイトに多くの人が集まり、販売や契約などビジネスにおいて重要なアクションをとってもらいやすくなります。
逆に言えば、集客がうまくできていないと売上は低迷し、ビジネスを継続できなくなります。
どんなビジネスにおいても経営者は集客は悩みの種であり、集客を成功へと導く方法には敏感です。
集客の成功は「認知」が鍵を握る
集客の成功を左右する大きな要因としては「認知」が挙げられます。
あなたが何かを購入するとき、その選択肢に含まれる商品やサービスは、「あなたがすでに知っているもの」です。
存在も知らない商品やサービスは、はじめから選択肢には含まれません。
つまり、店舗やWebサイトに顧客を集めるには、いかに多くの人に自社や自社商品のこと、Webサイトのことを知ってもらえるかということが重要なのです。
ただし、ただ知名度を高めるだけでなく、信頼できる商品・会社であるという“良い認知”をしてもらうことを目指しましょう。
集客は「新規顧客」だけが対象ではない
「集客」というと、つい「新しい顧客」と思い込んでしまいがちですが、集客をビジネスの成長につなげるためには、次のような「既存顧客へのアプローチ」も欠かせません。
新規顧客を増やす
↓
既存顧客の離脱を防ぐ
↓
既存顧客をファン化する
例えば1か月で100人の新規顧客を獲得できても、既存顧客が100人離れたらビジネスは成長しません。
さらに、既存顧客を囲い込むだけではビジネスを成長させられないため、より多くの利益を自社にもたらしてくれる「ファン顧客」に育成することも必要です。
そのため、新規顧客の獲得を考慮しつつ、既存顧客へのアプロ―チも同時に考えなければならないのです。
長いスパンで考える
集客のためには認知度を高める必要があります。
「広告宣伝」などの手法を駆使する際には「長いスパンで考える」姿勢を忘れないようにしましょう。
集客効果はすぐに表れない
集客のためのテクニックは、一朝一夕で劇的に効果を及ぼすことはありません。
例えばテレビコマーシャルで気になる商品を見かけたとしましょう。
「あ、これ欲しいなぁ」と思った人は、いつかはその商品を購入するかもしれません。しかしそれは翌日でしょうか? 翌週、あるいは1か月後でしょうか?
ほとんどの人は、すぐに商品を購入してくれたり、すぐに店舗に来店してくれたりはしないものです。
かつての高度経済成長期の頃に比べると、人の消費行動は慎重になっています。中には衝動買いをする人もいますが、多くの場合は事前に情報収集して購入を決定しています。
短期的に考えると失敗する
集客のために講じた施策の効果を実感できず、その施策を取りやめて別の手段を講じる前にはよく考えてください。
効果が表れるまでに時間がかかる集客施策の評価を、あまりにも短期のうちに決めつけてしまうと、そのまま見守っていればひょっとしたら大きな効果を得られたかもしれない施策なのに、途中で止めてしまうことになるかもしれません。
短期的に集客効果が表れる施策も中にはありますが、その場合は効果が限定的です。
集客のための多くの施策は、相応の期間が経過しないと効果が表れないということを念頭に置いて、集客効果を評価して分析・フィードバックする必要があります。
良い方法を思いつかなければ?
集客のための工夫は、事業内容や商品・サービスの特徴、販売店の立地条件などさまざまな条件に左右されるために、最適な方法もさまざまです。
できれば現場の状況を正確に把握している担当者が集客アイデアを考案するのが良いのですが、良いアイデアはそう簡単には思いつかないでしょう。
「コレで絶対に集客できる!」という必勝法はありません。
集客に関わる要素はケースバイケースで、その条件にマッチした方法を模索し、トライアンドエラーを繰り返しながら、自分なりの「勝ち方」というものを見つけるしかないのです。
とはいえ、一切の攻略情報なしでやみくもに集客アイデアを模索するのも効率的ではありません。
そこで本記事でさまざまな集客アイデアを広く紹介することで、この記事をお読みの集客担当者の参考にしていただきたいと思います。
さまざまな集客アイデアの中から、ご自身の置かれている状況に最適な方法を見つけ出してください。
ディプシーからのアドバイス
集客アイデアを選ぶために、現状の問題や集客を取り巻くさまざまな条件を今一度おさらいし、最適な集客アイデアを見極める判断材料を揃えておきましょう。
インターネットを利用した集客アイデア
1つ目に紹介するのは「インターネット」を利用した集客アイデアです。
老若男女を問わずパソコンやスマートフォンが普及し、誰もがインターネットという便利なツールを駆使している現代ですから、インターネットを舞台にした集客アイデアは使い方次第で予想外の集客効果を生み出します。
Webサイト
「Webサイト」での集客は、現代のビジネスでは欠かせません。
自社Webサイトを開設し、自社の事業内容や商品の魅力などを発信し、多くのネットユーザーに自社のことを知ってもらいましょう。
Webサイト集客のメリット
Webサイト集客のメリットは「汎用性が高い」ということです。
自社でWebサイトを運用する体制を整えることで、自社の好きなようなWebサイトを構築し、伝えたい情報をしっかりとユーザーに伝えることができます。
新商品が発売されたり、会社で大きな変化があったりしたときは、Webサイトを速やかに更新することで、速やかにネットユーザーに最新情報を届けられます。
Webサイトを通じて、商品の宣伝やイベントの告知、採用情報の発信といったさまざまな目的を達成できます。
Webサイト集客のポイント
Webサイト集客を成功させるポイントは、なんといっても「SEO対策」です。
本記事前半で、「知られていない商品・サービスは選択肢に含まれない」と書きましたが、実はWebサイトも同じなのです。
というのも、ネットユーザーの多くは「検索エンジン」を用いて訪問するサイトを探すからです。検索結果の上位から順番に、必要な情報を取得できるWebサイトを探すわけです。
そのため、検索結果の上位にあるWebサイトは多くのユーザーの目に留まり、訪問してもらえますが、検索結果の下位に位置しているとなかなか流入量を確保できないのです。
そのために行うのがSEO対策です。
SEO対策は、検索エンジンの評価基準に自社Webサイトを最適化することです。正しくSEO対策ができれば検索結果の上位に表示されるようになります。
SNS
「SNS」での集客は、若者を中心に多くのSNSユーザーに対して情報発信できる集客アイデアです。
SNSで情報発信してユーザーの共感を集め、より多くのSNSユーザーに対して情報を拡散することができます。
SNS集客のメリット
SNSを利用した集客アイデアのメリットは「情報が拡散しやすい」ということです。
SNSはユーザーが自由に情報を発信できるため、自社が発信した情報を「これは皆にも知ってもらいたい!」と気に入ってもらえれば、さらに多くのSNSユーザーの目に拡散してもらえます。
こういった拡散には基本的にコストがかかることがありません。つまりコストパフォーマンスの良い宣伝効果があるわけです。
SNS集客のポイント
SNS集客の成功のポイントは「炎上を避け、フォロワーを増やす」ということです。
SNSでの情報発信には、メリットだけでなく、「炎上」というリスクがあります。
炎上とは、SNSで発信した情報が何らかの理由でユーザーの不評を買ってしまい、不快に思ったユーザーがその情報を拡散することで、多くの人に自社発信の情報が悪く評価されてしまうことです。
プラスに働けばメリットの多いSNSの特徴が、そのまま真逆のマイナス効果をもたらしてしまうのです。
炎上を避けるためには、発信する情報に細心の注意を払う必要があります。
炎上以前に、SNSが十分な集客効果をもたらさないケースもあります。
SNSでの情報発信を見てもらうには、そのアカウントのフォロワーを確保しなければなりません。開設直後は当然のことながら会社の関係者しかフォローしてくれていません。その状態のままではせっかく発信した情報も広く拡散されませんのでフォロワーを増やして行く努力が必須なのです。
炎上を避けつつ情報発信を続けることでアカウントを育て、フォロワー数を増やしていくことで集客に役立つアカウントにしていきましょう。
動画
「動画」での集客は、動画投稿サイトに集客用の動画を投稿し、視聴してもらうことで集客につなげる集客アイデアです。
作成した動画コンテンツを自社サイトにも掲載することができます。
SNS同様に動画が拡散すれば、より多くの人に動画を視聴してもらえます。
動画集客のメリット
動画集客のメリットは「文章や静止画だけでは伝わらない情報をユーザーに届けられる」ということです。
自社サイトで自社や商品の魅力を伝えようとしても、文章や画像だけではどうしても伝えられる情報量に限界があり、また「読み飛ばされてしまう」可能性も高いでしょう。
「動き」と「音」を備えた動画コンテンツは、より多くの情報を、より強く、視聴者に伝えることができます。
特に動きのある商品・サービスの場合は、動画コンテンツは非常に相性の良い集客アイデアとなります。
Youtubeなど視聴者がたくさん集まる動画サービスサイトを活用すれば、多くのユーザーに自社の動画を見てもらい、集客につなげられます。
動画集客のポイント
動画集客の成功させるには、「どうやって動画コンテンツを作成するか」ということがポイントになります。
昨今はスマートフォンでもカメラ機能が高性能になっており、素人でも高画質の動画を撮影することができるようになりました。
しかしハイクオリティな動画コンテンツを配信するためには、撮影だけでなく、シナリオ作成や動画編集などの技術も必要になります。
低レベルの動画を配信してしまうと、集客できないだけでなく、会社の評判も落としてしまうかもしれません。
社内で動画の撮影・編集を内製することができない場合は、動画コンテンツ作成を手がける業者に外注するという選択肢も考えてみましょう。
リスティング広告
「リスティング広告」による集客とは、ユーザーが検索したキーワードに連動して、検索結果画面に関連広告を表示させる集客アイデアです。
比較的手間のかからない集客アイデアであり、即効性を求める場合にはおすすめの手法です。
リスティング広告のメリット
リスティング広告のメリットは「広告としての効果が高い」ということです。
例えばテレビコマーシャルの場合、多くの視聴者にCMを見てもらえますが、その宣伝内容に興味がない人にもCMを見せていることになります。CMを見ても購入や契約などのアクションにつながらない人にいくらアプローチしても無駄です。
リスティング広告は、検索したキーワードに関連する広告が表示されるため、その広告にある程度の興味関心がある人の目に留まりやすいのです。
うまく活用すれば極めて高い宣伝効果と費用対効果を実感できるでしょう。
リスティング広告のポイント
リスティング広告を成功させるポイントは「費用対効果を考えて掲載期間を決める」ということです。
リスティング広告は広告料がかかりますから、いつまでもリスティング広告を出したままにしておくと広告料がかさみ、費用対効果を大きく低下させてしまう可能性もあります。
リスティング広告を上手に活用するためには、費用対効果を考慮して掲載期間を決め、長期的な宣伝については他の集客アイデアを組み合わせることが望ましいと言えます。
オウンドメディア
「オウンドメディア」での集客とは、自社のオリジナルメディアを構築して、ユーザーの利益になるさまざまなコンテンツを発信し、自社の宣伝を行う集客アイデアです。
例えば次のような流れのコンテンツを配信します。
○○の悩みはこう解決する
↓
そのためには自社のこの商品がおすすめ
自然に商品の宣伝につなげるだけでなく、その商品を購入することでユーザーの悩みを解消できるため、読者にとっても利便性があり、顧客満足度を高めることにつながります。
オウンドメディアのメリット
オウンドメディアによる集客のメリットは、「自由度や拡張性が高い」ということです。
社外メディアでの宣伝は、表示期間やサイズ、掲載できる内容といったことがどうしてもそのメディアのルールに縛られます。
自社が運営するオウンドメディアなら、公序良俗などに反しないという常識的なルールさえ守れば、好きな内容を情報発信できるのです(ただし、正しくない情報を配信すると、オウンドメディアとしての信用度は低下し、集客効果も期待できなくなります。必ず嘘のないコンテンツを配信するようにしましょう。
コンテンツを増やしてメディアとして成長させることで、インターネット上の一種の「資産」となることも、オウンドメディアのメリットです。
オウンドメディアのポイント
オウンドメディア集客の成功のポイントは「長期的な視点をもつ」ということです。
オウンドメディアは、テレビコマーシャルやリスティング広告のような即効性はもちません。当初は記事も数えるほどしかありませんので、一個のメディアとして見てもらえることもないでしょう。
集客効果を実感するためには、SEO対策を行い、地道にコンテンツを増やしてファンを増やしていく必要があります。
「すぐに集客効果を実感したい」という場合には、先にリスティング広告などの即効性の高い宣伝手法を活用し、並行してオウンドメディアを成長させていき最終的にオウンドメディアによる集客効果を高めていくという流れがおすすめです。
メルマガ
「メルマガ」での集客は、役立つ情報やセールなどのお得情報を含むニューズレター形式のメールを定期送信し、顧客の購買意欲を促進する集客アイデアです。
既存の顧客リストを用いて配信すればコストもほとんどかからない集客手法です。
メルマガのメリット
メルマガ集客のメリットは「低コストで継続的に運用できる」ことです。
自社サイトで資料請求を行う際にメールアドレスを登録してもらうなどすれば、メールマガジンの配信先は簡単に集められます。
メールマガジン用の送信ツールを活用すれば、何十人、何百人もの相手にメールを送信できます。紙のDMやポスティングに比べると、はるかに低コストで運用できます。
配信リストを、配信先の情報に応じてセグメントし、送るメールマガジンの内容も複数準備すれば、より効果的なメールマガジンマーケティングが可能になります。
メルマガのポイント
メルマガ集客の成功のポイントは「開封率」にあります。
いくら顧客にメリットのある内容を掲載していたとしても、多くのメルマガは開かれずにゴミ箱行きになります。
一般的なメルマガの開封率は15%~25%程度、つまり送信した顧客4人に3人以上の割合でメルマガが無駄打ちになっています。
打開策としては、件名や内容をブラッシュアップし、顧客が読みたいと思えるメルマガを継続的に送信し続けることです。
ディプシーからのアドバイス
インターネットを使った集客アイデアの多くは「情報を見たユーザーによる拡散」です。
良い拡散ならもちろんメリットになりますが、炎上するような悪い拡散が起こるリスクも」踏まえて実施する必要があります。
イベントを利用した集客アイデア
2つ目に紹介する集客アイデアは「イベント」を利用するものです。
イベントには多くの人たちが参加しますので、そこで自社商品・サービスを宣伝すれば効果的に集客できます。
イベントを自社が開催するには、イベント企画・開催などのノウハウが必要ですが、回を重ねればノウハウも貯まるので、大規模なイベントを開催して大きく集客することも不可能ではありません。
地域のイベント
「地域のイベント」での集客は、地域開催のイベントに参加したり、自社で開催したりして、その地域の参加者を対象にした集客アイデアです。
話題性のあるイベントであれば多くの参加者が集まり、高い集客効果を発揮してくれます。
地域イベントのメリット
地域イベントで集客することのメリットは「テーマに合った集客ができる」ということです。
例えば「B級グルメ大会」なら食に興味がある人、「地酒飲みくらべ」ならお酒好きが集まるでしょう。
テーマが明確なイベントを開けば、それに興味関心がある人に集中的に宣伝でき、宣伝の無駄打ちが発生しにくくなります。
地域イベントのポイント
地域イベントの集客の成功ポイントは「イベント開催そのものを効果的に宣伝する」ことです。
リアルでのイベント開催で重要なことは「足を運んでもらう必要がある」ということです。
開催地から遠方に住んでいる人に参加してもらうにはかなりハードルが高くなるでしょう。
イベントの内容の魅力、足を運んで参加するメリットがあるかどうかを判断されることになります。
イベント開催を宣伝するには、「ターゲットごとに触れやすい媒体」を選んで行うことが大切です。例えばイベント開催をSNSで告知する場合、SNSの中でもTikTokなら若年層には届きやすくなり、Facebookなら中高齢者層にも届きやすくなります。
イベントのテーマによってターゲットは明確になので、そのターゲットの属性を考慮してその人が触れやすい媒体で告知しましょう。
セミナー
「セミナー」での集客は、自社でセミナーを開催し、そこで自社や自社商品の購買などに誘導する集客アイデアです。
セミナーで話せるノウハウがあれば、比較的簡単に実施できます。
セミナーのメリット
セミナー集客のメリットは「商品の価値(評価)を高められる」ということです。
セミナーでは、自社商品やサービスの価値を、心行くまでたっぷりと伝えることができます。
自社商品・サービスの魅力を余すところなくセミナー参加者に感じてもらうことができ、体系的にその商品・サービスの価値・評価が高まることで集客効果を発揮するのです。
セミナーのポイント
セミナー集客の成功のポイントは「有益な情報を的確に伝えられるプレゼン力」です。
わざわざ会場まで足を運んだセミナー参加者を納得させるには、魅力的なプレゼン技術が必要です。
つまらないプレゼンだと商品の魅力度は逆に下がってしまうかもしれません。
自社が持っているノウハウを駆使して魅力的なプレゼンを行い、わかりやすく告知することで、商品やサービスの魅力を理解してもらいましょう。
展示会
「展示会」での集客は、展示会を主催するか、他社が開催した展示会に出展して、商品・サービスの魅力を参加者に伝える集客アイデアです。
定期的に開催されるイベントも多く、BtoB・BtoCどちらの集客効果も期待できます。
展示会のメリット
展示会での集客のメリットは「特定のテーマに興味がある人が集まりやすい」ということです。このメリットは地域イベントと同じです。
例えば「新車展示会」なら車に興味がある人、「ゲームショウ」ならゲーム機やゲームソフトに興味がある人や業界関係者が集まってきます。
宣伝したい商品やサービスを、そのジャンルに強い興味関心がある人に集中的に宣伝できるため、効果的な集客が実現できます。
展示会のポイント
展示会集客の成功のポイントは「魅力的なブースの設置」にあります。
展示会では一定のスペースを展示ブースとして、イベント参加者に商品やサービスの魅力を宣伝します。
そのため、相応の労力と工夫を凝らいて、魅力あるブースづくりをしなければなりません。
たとえ宣伝内容が魅力的でも、ブースに魅力がないと参加者は集まってくれません。
ブースを内製するノウハウがなければ、専門業者に発注して準備しましょう。
ディプシーからのアドバイス
新型コロナウイルスの影響で「感染症対策を伴うイベント開催やブース出展」が求められるようになりました。
またイベント集客は主催するにも参加(出展)するにもノウハウが求められます。
参加したイベントの内容はしっかりと記録し、次のイベントにフィードバックできるようにしておきましょう。
他社メディアを利用した
集客アイデア
3つ目に紹介するのは「他社メディア」を利用した集客アイデアです。
既存サービスを利用するため、こちらが行う作業が少ないわりには広く宣伝できるので、効率の良い集客ができます。
ただしコストがかかるため費用対効果を判断する必要があります。分析とフィードバックを欠かさないようにしましょう。
新聞雑誌広告
「新聞雑誌広告」での集客は、新聞や雑誌の広告欄に掲載し、読者に宣伝する集客アイデアです。
古くから利用されている集客手法であり、信頼性が高いことが特徴になります。
新聞雑誌広告のメリット
新聞雑誌広告での集客のメリットは「媒体としての信頼性が高い」ということです。
新聞や雑誌はメディアとして歴史が古く、高い社会的な信頼性をもっていますので、そこに広告が掲載されているということは読者に信用されやすくなります。
宣伝はどれだけ魅力的に行っても「うさんくさい」と思われてしまうと終わりです。集客もできません。しかし、その宣伝を行っているのが信用度の高い媒体だと、宣伝そのものも大きなメリットを享受できるのです。
読者数が多い媒体を選べば、多くの人に宣伝できます。
新聞雑誌広告のポイント
新聞雑誌広告での集客の成功のポイントは「読者のターゲットを考慮する必要がある」ということです。
例えば新聞の読者は高齢者が中心で、若者世代はあまり新聞を読みません。そのため若者に宣伝したい商品やサービスとは相性が良くありません。
その新聞や雑誌の読者層の属性を発行元に確認し(出版社では媒体資料という書類にまとめています)、自社のターゲット層との重なりを確認したうえで利用しましょう。
プレスリリース
「プレスリリース」での集客は、複数のメディアに自社の告知を掲載してもらい、各メディアの読者に宣伝する集客アイデアです。
読者の多い人気メディアに掲載されれば、多くの人に宣伝できます。
プレスリリースのメリット
プレスリリース集客のメリットは「コストがかからない」ということです。
プレスリリースとは、メディアに取材してもらって情報を発信するために発行するものです。
基本的にノーコストで情報発信できるので、集客に割ける予算が乏しい場合におすすめです。
プレスリリースのポイント
プレスリリース集客の成功のポイントは「いかにしてメディアに選んでもらえるか」ということです。
広告とは異なり、プレスリリースの掲載は確実ではありません。
メディアの編集部では、プレスリリース以外にもネタ探しをしており、取材先の企業を決めています。そこへ取材してほしいというプレスリリースを送っても、編集部がそれを選んでくれなければ、取材・掲載されることはないのです。
メディアにプレスリリースを売り込むなら、「ぜひ取材したい」と思わせる魅力的なものでなければなりません。
看板広告
「看板広告」での集客は、施設や道路脇などに設置された看板に広告を掲載し、宣伝を行う集客アイデアです。
こちらも古くからある広告媒体で、取り扱っているのは広告代理店です。
看板広告のメリット
看板広告での集客のメリットは「多くの人に宣伝できる」ということです。
人通りの多い場所に設置された看板で宣伝すれば、1日で何百人にも見てもらえるかもしれません。
通勤通学の経路のように、多くの人が毎日行き交う道に看板があれば、反復的に見てもらえるため、内容をしっかりと記憶してもらえるでしょう。
看板広告のポイント
看板広告での集客の成功ポイントは「いかにして注目されるような内容にするか」ということです。
いくら多くの人の目に触れたとしても、つまらない内容の看板は「風景」として溶け込んで、印象に残らないことになります。
誰もが目を向けて内容を鮮明に覚えてもらえるユニークな看板を掲載できるかということが、看板集客を成功させるポイントになります。
ディプシーからのアドバイス
すでに成熟している媒体での広告は、得られる集客効果と広告料との費用対効果を入念にチェックする必要があります。
媒体ごとにターゲットも変動しますので、集客したい人とマッチした媒体を選ぶことが重要です。
紙媒体を利用した集客アイデア
4つ目に紹介するのは「紙媒体」を利用した集客アイデアです。
さまざまなサービスがデジタル化している現代にあっても、チラシやダイレクトメールといった手法は未だ健在で、相応の集客効果を発揮しています。
折込チラシ
「折込チラシ」での集客は、広告を新聞に折り込んでもらい、新聞購読者に宣伝する集客アイデアです。
食品スーパーや家電量販店のように、地域の暮らしに根差したビジネスの集客に適しています。
折込チラシのメリット
折込チラシのメリットは「短期間でレスポンスにつながりやすい」ということが挙げられます。
スーパーの特売のように、目にした人がすぐに行動に移してもらえるため、短期的に集客したい場合に大きな効果を発揮するでしょう。
折込チラシのポイント
折込チラシの成功のポイントは「掲載できる情報量が限られている」ということです。
一般的な折込チラシはA3サイズが限度です。その限られたスペースでどれだけ多くの情報を伝えられるかということが重要になります。
より多くの情報量を盛り込みたいなら、自社サイトなどオンラインに誘導するなどの工夫も必要です。
また、折込チラシは「その新聞の購読者にしか情報が届かない」という点も考慮する必要があります。
ポスティング
「ポスティング」での集客は、ターゲットエリア内の郵便受けにチラシ等を投函し、宣伝を行う集客アイデアです。
古典的な集客手法ですが、到達率が高く、特定のエリア内に住んでいる人に集中的に宣伝できる手法として現代でも用いられています。
ポスティングのメリット
ポスティング集客のメリットは「集客したいエリアを限定できる」ということです。
お店など商圏が限定されている集客アイデアなので、商圏外の人に宣伝してもあまり意味がありません。
商圏が明確なら、その商圏内の住宅にだけポスティングすれば良いので、集中的で効率的な集客ができるのです。
さらに投函する住宅タイプを限定することで、「ファミリー層を狙い撃ちして集客したい」といったより集中的な集客もできます。
ポスティングのポイント
ポスティング集客の成功のポイントは「限られた相手にどれだけ効果的な宣伝を行えるか」ということです。
ポスティングは折込チラシよりも「大量配布に向いていない」という弱点があります。
そのために対象を限定して集客するわけですが、母数が少なくなる分、必然的に効率の良さ、つまり何人が購入や来店などのアクションをとってくれるかということが重要になるのです。
ターゲットを意識して、魅力的な内容の宣伝を盛り込んでポスティングを実施しましょう。
ダイレクトメール
「ダイレクトメール」での集客は、DMを郵送で顧客に送付し、宣伝する集客アイデアです。
メルマガの場合と同じように、既存の顧客リストがあればそれを利用してDMを送付します。
ダイレクトメールのメリット
ダイレクトメールでの集客のメリットは「セグメントしてDMを送付し分けることもできる」ということです。
上記の折込チラシの場合は、同じ新聞を購読している家に一律で同じチラシが届きます。
これに対してダイレクトメールは、顧客の属性ごとにセグメント分けし、カスタマイズしたDMを送ることもできます。より効果的な集客ができるわけです。
ダイレクトメールのポイント
ダイレクトメールでの集客の成功のポイントは「開封率を確保する」ということです。
これもメルマガと同じですが、ダイレクトメールの開封率は100%ではなく、半分以上がゴミ箱行きになります。
いくら集客効果のあるDMでも、開封して読んでもらわないことには集客できません。
送付相手が思わず開封して読んでみたくなるような工夫を凝らすことが重要です。
ディプシーからのアドバイス
今どき紙媒体なんて、と思うかもしれませんが、デジタル機器に親しんでいない世代にはむしろ効果的な集客手法となります。
オンラインでの集客アイデアが奏功しないターゲットに対する効果的な手法になりえることを覚えておきましょう。
紹介による集客
5つ目に紹介するのは「紹介」による集客アイデアです。
紹介とは、自社顧客に知人を紹介してもらうということです。つまり既存顧客が新規顧客を生み出す集客アイデアです。
例えば「知り合いを紹介してくれれば1,000ポイント進呈」のように、知り合いを顧客化することに成功したら特典を得られる仕組みを作ることで、既存顧客に効率よく知り合いを紹介してもらえるようになります。
「ポイントサービス」との相性が良い集客アイデアです。
ディプシーからのアドバイス
紹介制度は、既存顧客のネットワークを活用して集客するため、既存顧客が少ない時点ではそれほど高い集客効果を実感できません。
オンライン集客と
オフライン集客
ここまで、さまざまな集客アイデアについて紹介してきました。
これらの集客アイデアを大きく分けると「オンラインの領域で行う集客アイデア」と「オフラインの領域で行う集客アイデア」の2種類に分けることができます。
それぞれどのような特徴があるでしょうか?
オンライン集客のメリット・デメリット
オンラインの領域で実施される集客アイデアには、以下のようなメリットがあります。
✔ 地域性が問われない
✔ SNSなどで宣伝が拡散されやすい
✔ 効果測定がしやすい
一方で、以下のようなデメリットがネックになるケースがあります。
✔ SEO対策が必要な集客は、競合他社との戦いが激化している
✔ インターネットを利用しない層は集客が難しい
✔ 良くない印象も拡散してしまうリスクがある
「ネットという領域で集客する」という都合上、予期せぬ悪条件が重なってしまうことも考慮しなければなりません。
これらのメリット・デメリットを把握して、オンラインでの集客を実行する必要があります。
オフライン集客のメリット・デメリット
オフラインの領域で実施される集客アイデアは、以下のようなメリットがあります。
✔ ネットに触れない層にもアプローチできる
✔ インターネットに関するノウハウが必要ない
✔ 集客したいエリアを絞りやすい
一方で、以下のようなデメリットがネックになるケースがあります。
✔ 広告費用が高額になるケースがある
✔ 効果測定が難しいケースがある
✔ イベント集客は感染症などにも気を付ける必要がある
「リアルな領域で行動を起こす」という特性上、コストなどの点でネックに感じることも多いでしょう。
こうしたメリット・デメリットを把握したうえで、オフライン集客を実施する必要があります。
オンラインとオフラインをまたいだ集客方法
「オンライン・オフラインをまたいだ集客アイデア」もあります。
「Online to Offline Marketing(O2Oマーケティング)」といいますが、例えば次のようなものです。
・オンラインで集客し、実店舗へと誘導する
・チラシにQRコードを掲載し、オンラインショップへ誘導する
オンラインとオフラインをまたいで集客することにより、他社と差別化した集客アイデアを実施できます。
それぞれの領域の各手法を自由に組みわせることができるため、集客アイデアとしての選択肢がかなり幅広いものになります。
ただし、どのような状況でも有効とは限りません。自社の実情を鑑みて領域をまたぐべきかどうかを考えましょう。
ディプシーからのアドバイス
オンライン・オフラインをまたぐと、どちらかの手法だけの場合よりも、双方の相乗効果が生まれる可能性があります。
場合によっては新規顧客層の開拓にもつながるので、集客アイデアに行き詰まったときには、オンオフ両方の領域をまたぐ集客アイデアを活用するのも良いでしょう。
海外のユニークな
集客アイデア
最後に、海外で実際に行われた「ユニークな集客アイデア」を3つ紹介します。
海外での事例なので、日本でも同じことをして成功するかどうかはわかりませんが、こんなユニークな集客アイデアもあるということを知っていただき、オリジナルの集客アイデアを生み出す参考にしてほしいと思います。
マヨネーズの消費量をアップさせた集客アイデア
ブラジルのマヨネーズブランドでは、食品スーパーでの集客にユニークな手法を用いました。
一般的なプロモーション手法では「いかに新規顧客を増やすか」に主眼が置かれることが多いのですが、この事例では「既存顧客の購入量(消費量)を増やす」ことを目的にアイデアが実施されました。
具体的に何をしたのかというと、スーパーで同社のマヨネーズを購入した人に、「食材とマヨネーズを組み合わせた料理レシピ」をレシートにプリントしたのです。
このキャンペーンは3ヶ月間行われ、販売量は40%以上も増加したそうです。
犬を使った集客アイデア
コロンビアのカジュアルウェアブランドでは、犬のブランドキャラクターを集客アイデアに組み入れました。
人通りの多い道にメッセージを持たせた犬をつないでおき、メッセージを読んだ人を犬に店舗誘導したのです。誘導された人は店員からクーポン券をもらうことができるユニークなキャンペーンでした。
こういった話題性のあるキャンペーンはSNSやメディアに取り上げられる可能性が高く、広くブランドの宣伝を行って集客につなげられます。
男性の快適空間を作った集客アイデア
オーストラリアの「IKEA」では、「買い物に付き合わされる男性」をターゲットにしたユニークな集客アイデアを実施しました。
カップルや夫婦のように男女で買い物に来ると、男性は長く買い物をしたい女性を待って退屈な時間を過ごさなければならないことがあります。
IKEAでは女性に待たされる男性が快適に過ごせる空間を用意し、男性も気兼ねなく買い物に付き合える状況を整えました。
もしかしたら、「購買のストッパーになる男性」を女性客から切り離すという効果もあったかもしれませんね。秀逸な集客アイデアです。
ディプシーからのアドバイス
ユニークな手法は「話題性がある⇒情報が拡散しやすい」というメリットもありますが、場合によってはトラブルに発展する可能性もないわけではありません。
事前に検証を行い、必要な許可を取り忘れないようにするなど、念入りに準備する必要があります。
【まとめ】
さまざまな集客アイデアの中から自社に合ったものを選んで実施しよう
さまざまなアイデアを駆使して集客を行い、ビジネスの成長につなげましょう。
本記事で紹介した集客アイデアには、会社ごとに「相性」があります。自社の置かれている状況に最適な手法を選択することが重要です。
時代の主流はインターネットを活用した集客です。中でもWebサイトは今や欠かせない集客アイデアと言えます。ただし集客できるWebサイトを用意することは一朝一夕にはできません。そんなときは信頼できる専門業者に依頼するのが最も効果的です。
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