Webサイトは、現代のビジネス環境において、確実な集客効果を発揮しています。
しかし、せっかくWebサイトを作っても放置していたり、惰性で運用していたら、集客の効果を実感することはできないでしょう。
では、どうするべきか? そこには、集客効果を高めるために必要なポイント、失敗に陥るパターンがあるのです。
本記事では、Webサイト集客効果を高めるためのポイントについて解説します。
そもそもWebサイトで
集客できるのか
これまでインターネットに頼らずにお客様を獲得してきた企業では、そもそもインターネッで集客できるのかということに疑問があるかもしれません。
はたしてWebサイトでの集客効果は信用できるのかということを、まず考えてみましょう。
集客に成功しているWebサイトとは
結論から述べれば、Webサイトには他媒体に比べても高い集客効果を発揮できます。
この記事をご覧になっている方ご自身も、インターネットに接続しているはずです。
なんらかのキーワードで検索した結果、この記事にたどり着いているのではないでしょうか。
Webサイトの目的は集客
Webサイトとひと口にいっても、インターネット上には星の数ほど存在しており、文章メインのシンプルなものから、複雑なデザインや機能を持つものまでさまざまです。
それらはただ存在しているわけではなく、ひとつひとつに、それを運用する者にとっての何かした明確な目的があります。
たとえば、次のような集客の目的があるはずです(個人のWebサイトは除きます)。
・見込み客の獲得
・何らかの周知のため
・商品やサービスの販売
・実店舗への誘導
それぞれの集客目的に応じてWebサイトに必要な機能が搭載され、目的を果たしています。
スマホの普及がインターネットの普及を推進している
Webサイトに訪問してもらうためは、インターネットに接続していることが必要です。
ひと昔前まで、インターネットに接続するにはパソコンが必要でした。
だから会社などのパソコンで接続するのがメインで、一般の人でインターネットを使っているのは一部に過ぎませんでした。
しかしスマートフォンが一人1台にまで普及したことにより、誰もがインターネットを使えるようになりました。
総務省の統計によれば、「パソコンでのインターネット利用」の割合はほぼ横ばいですが、「スマホやタブレット端末でのインターネット利用」は右肩上がりになっています。
参考:総務省「パソコンからの主役交代」スマホでのネット利用者が多くなることで、誰もが場所を選ばずにインターネットにアクセスし、Webサイトを訪問するようになったのです。
失敗すれば消えている
ビジネスの観点から考えると、もし集客効果がないなら、Webサイトなど廃れているはずです。
数多くのビジネスでWebサイトが活用されていることは、企業にとってWebサイトが集客できる媒体として認定されていることを表しています。
集客に失敗しているWebサイトもある
もちろん、集客に失敗しているWebサイトもあります。
お気に入りに登録していたWebサイトがいつの間にか閉鎖されていたという経験は誰にでもあるはずです。
そういったWebサイトは、期待したほどの集客効果が上がらず、運用コストとの天秤にかけた結果、運営を断念したのではないでしょうか。
運営をやめたWebサイトは膨大な情報の中に埋もれ、再び日の光を浴びることなく消え去っていきます。
もし、これからWebサイトで集客しようと思っていたり、今あるWebサイトの集客効果に悩んでいるのなら、Webサイトにとって最悪の結末である「閉鎖」というバッドエンドにたどり着かないよう、がんばってほしいと思います。
次の項目では、そのための5つのポイントを解説します。
ディプシーからのアドバイス
WebサイトはAIではありません。
人間が適切な方法で運用してあげないと十分な集客効果は実感できないでしょう。
Webサイトの集客効果を
高める5つのポイント
Webサイトは人の手によって制作され、運用されるものです。
その集客効果も、「ホームぺージを運営する人の手腕」によって最高にも最低にもなります。
ここでは、Webサイトの集客効果を高めるための方法を、5つのポイントに分けて解説します。
利用しやすさを意識して制作する
1つ目のポイントは、「訪れた人が利用しやすいWebサイトを作る」ということです。
誰しも、不便な道具は使いたくないのと同じように、集客効果を高めるなら、多くの人が利用しやすい特徴を備えたWebサイトにしなければなりません。
この「利用しやすさ」は、Webサイトの内容によって異なりますが、共通して言える内容は、次のようなものです。
必要な情報にすぐアクセスできる
どんなWebサイトであれ、訪問者に伝えたい情報・メッセージがあります。
訪問者がそのWebサイトを見ているのは、何らかの情報を期待しているからです。
その期待する情報がどこにあるのかわからない不便なWebサイトだったら、すぐにウインドウを閉じてしまうでしょう。
必要とされるだろう情報には「リンク」を張るなど、訪問者が期待する情報・期待していなくても知ってほしい情報にスムーズに誘導できる仕組みを用意するのが、集客のために重要です。
デザインも大切だが読みやすさも意識する
Webサイトでは「デザイン」も重要な要素です。
そっけないチープなデザインより、凝ったデザインで統一されているWebサイトの方が「きちんと手をかけている」と感じてもらうことができ、安心して利用されます。
もっとも、デザインにこだわりすぎて、逆に読みにくくなってしまうと、利便性が損なわれてしまいます。
たとえば暗い背景に黒い文字がのっているようなWebサイトは、いくらアートとして格好よくても、テキストを読めません。
それよりは、たとえ単純であっても、「白いテキストに、注目ポイントは黄色で装飾」としたほうが利用しやすくなります。
デザインは重視しつつも、デザインによって利便性が無視されることがないように配慮してください。
適切なツールを組み込んでいる
何らかの「ツール」を組み込んで利便性を高めているWebサイトがあります。
一例としては、地図サイトの地図が埋め込んであったりするWebサイトです。
実店舗に誘導することが目的のWebサイトなら、目的地である店舗の場所をそのような地図で説明してあることには意味がありますね。
見積もりを依頼するなど計算が必要になるページでは「計算ツール」を組み込んだり、複雑な動作・作業を説明するページでは「動画」を組み込んでおけば、訪問者の利便性を高めることができます。
どんなツールを組み込むべきか、組み込むことができるのかといったインターネットの最新トレンドを把握し、利便性の高いWebサイトを実現しましょう。
マルチデバイス(レスポンシブ)対応は現代のスタンダード
今では、「マルチデバイス対応(レスポンシブ)Webサイト」は当たり前になりました。
先ほども書いた通り、ひと昔前にはWebサイトといえば「パソコンで閲覧するもの」でしたが、今ではスマホで見ることのほうがずっと多くなっています。
パソコンとスマホは画面の大きさが全然違いますから、パソコンでちょうどよく見える表示は、スマホで見ると文字が小さくなって見づらいのです。
利用者が使っているデバイスに応じてWebサイトの表示を切り替えるのが、「マルチデバイス(レスポンシブ)対応」です。これにより、誰が見てもWebサイトが見やすくなり、利便性が高まりました。
特にスマホユーザーが圧倒的に多い若者をターゲットにWebサイトを制作するなら、「マルチデバイス(レスポンシブ)対応」は必須になるでしょう。
SEO対策をしっかりと押さえる
2つ目のポイントは、「SEO対策を押さえてWebサイトを作成・運用する」ということです。
SEO対策とは、検索結果の上位にWebサイトが表示されやすくするということです。
ユーザーがWebサイトにたどり着く方法は3つあります。
・検索エンジンで検索し、出てきたWebサイトをクリックする
・他サイトから張られたリンクをクリックする
・そのWebサイトのアドレスを入力する
一番多いのは、もちろん、検索結果をクリックすることです。
つまり、検索結果の上位にWebサイトが表示されることは、Webサイトに来てもらうためには絶対に必要なことなのです。
集客効果を高めるためには、目に触れる機会を増やし、訪問者数を増やすことが欠かせません。
ペルソナを明確にする
3つめのポイントは、「ペルソナを明確にする」ということです。
ペルソナとは?
「ペルソナ」というのはマーケティングでよく用いられる概念ですが、商品やサービスの「典型的なユーザー像」のことです。
集客してほしい人の属性を、ドラマや映画の登場人物のようにさまざまに設定します。
ペルソナで設定する属性
具体的にどこまで設定するかはさまざまですが、よくペルソナとして設定される属性には、次のようなものがあります。
・性別
・年齢
・職業や役職
・年収
・居住地
・家族構成
・趣味
・特技
・休日の過ごし方
・価値観や考え方
・生い立ち
なぜペルソナを設定するのか
上記したような属性は、あくまでも制作する側の想定の中だけのものであって、実際にWebサイトにそれを明記しなければならないことはありません。
制作を進める上で、「このデザインはペルソナに合致しているか」「ペルソナはどういう内容を好むだろうか」と立ち返って検討するために設定するのがペルソナなのです。
つまり、ペルソナを明確に設定することは、Webサイト作成・運用における「一貫性」を保つことにつながります。
ペルソナを不明瞭なままだと、極端に言うと、トップページは大人の男性向けだけど、中に入ってみると若者向けの内容になっているようなことが起こりえます。
Webサイトには明確な集客の目的があるはずですから、それを達成するための想定ユーザー像をペルソナとして明確にすることで、トップページから細部ページに至るまで一貫したイメージでWebサイトを作成できます。
効果を実感したいタイミングを決めて対策する
4つ目のポイントは、「どの程度の期間で集客効果を実感できればよいかを決め、適切な対策を講じる」ということことです。
Webサイト集客の効果はいつ頃わかればいいでしょうか。
早ければ早いほどいい、と思うかもしれませんが、公開さえすればすぐに効果が表れるとは限りません。
「短期間ですぐに実感したい」場合と、「中長期的にじわじわと効果が実感できればよい」場合では、対策は異なります。
現状の集客状況と理想の集客効果を比較し、その他の事情も勘案しながら判断し、それに適した対処法を実践しましょう。
Webサイトの集客効果を短期間で実感したい場合
短期間で効果を実感したいということは、「集客効果を高める即効性のある対処法」が必要だということになります。
即効性のある対策は、たとえが広告宣伝費を投じてネット広告を実施することなどです。
短期間で集客効果を実感できますが、広告費の分、Webサイト運用コストが揚がりますので、その点を考慮する必要があります。
Webサイトの集客効果を中長期的に効果を実感したい場合
中長期的に効果を実感できればいいなら、「費用対効果を考慮した対処法」をとることになります。
具体的には「コンテンツの充実化」「SEO対策」などが費用対効果を考慮した対策です。
もちろんこちらにもコストはかかりますが、費用対効果で考えればメリットが多い対策になります。
実際に検索結果に影響するまでには時間がかかりますが、焦らずじっくり、コストを押さえて集客効果を得ることができます。
定期的に集客効果を測定・分析する
5つ目のポイントは、「定期的に集客効果を測定して分析し、今後の運用にフィードバックする」ということです。
Webサイト作成や運用を行っていく上ではさまざまな選択肢があり、必ずしも最良の選択ができているとは限りません。
場合によっては、集客数を減らする選択をしてしまう可能性もあります。
そこで、Webサイト完成後の運用中、定期的にWebサイトの集客効果を測定し、今まで行ってきた集客対策が功を奏しているかどうかを確認する必要があります。
集客効果の測定は、主に2つの方法で可能です。
アクセス解析
1つ目は「Webサイトのアクセスを解析する」ことです。
訪問者数を計測することはもちろん、訪問者が訪問後にどのような行動に移ったのか(どのページに移動したか、あるいは立ち去ったか)という情報を収集します。
想定した通りに訪問者が行動している場合は問題ありませんが、想定外の行動をとる訪問者が多かったら、情報の掲載場所を変えたり増やしたりするなどの対処が必要です。
ネット広告の効果測定
2つ目は「ネット広告の効果を測定する」ことです。
ネット上のツールを使って、ネット広告がどの程度まで集客効果に影響しているかを測定します。
実店舗があるような場合は、来店客にアンケートを実施して、ネット広告の効果を確かめてみることもおすすめです。
ディプシーからのアドバイス
利用しやすさについては、社内などメンバー内で相談するのもよいですが、可能な限りさまざまな属性の人に判断してもらうことをおすすめします。
集客に失敗している
Webサイトのパターン
予算や人手をどれだけ投入しても、適切にWebサイトを運営できなければ、集客効果は実感できず、失敗してしまうでしょう。
集客に失敗するWebサイト運営のパターンを解説しますので、こうしたパターンに陥らないように注意してください。
見込み客へのアプローチに失敗している
1つ目の失敗パターンは、「見込み客へのアプローチに失敗している」Webサイトです。
例えば、「20代前後の若者向けの商品・サービスを売るための店」を出店するなら、どんな場所がいいと思いますか?
・若者が多い都心部
・若者がほとんど立ち寄らない、高齢者の人口比率の高い町
家賃などの条件にもよりますが、理想は前者ですよね。
後者を選ぶと、お店に来るのは高齢者がほとんどで、しかも若者受けの商品しか置いていないのですから、商品が売れるはずがないという最悪のケースに陥ります。
このように、特定の属性をもつ見込み客を設定しているのに、それに向けた実務的な努力の方向性を誤ってしまうと、Webサイトでは集客できません。
元から高い知名度があるような場合ならいいかもしれませんが、見込み客を集めるための努力は絶対に必要です。
Webサイト集客の場合であれば、
・ブログ
・リスティング広告
・SNS
といったさまざまな媒体を利用して、Webサイトまでの集客ルートを確立しましょう。
顧客ターゲットを絞り込めていない
2つ目の失敗パターンは、「顧客ターゲットの絞り込みが失敗しているWebサイト」です。
企業のWebサイトは次の2つに大別できます。
・コーポレートサイト
・コンバージョンサイト
前者は会社や自社商品・サービスなどを幅広く紹介すること、後者は商品やサービスを販売することを目的としています。
コーポレートサイトはブランディングなどの効果は見込めますが、具体的に商品をそこで販売するなどの成果は求めないものです。
この記事で集客効果を上げると言っているのは、後者のコンバージョンサイトのことです。
商品・サービスをあまり紹介せず、自社紹介などがメインになると、だんだんコーポレートサイトになってしまい、高い販売効果は見込めなくなります。集客という観点では失敗です。
コンバージョンサイトは、販売する商品のターゲットを明確にして集客していきます。
ここで大事なのは、ターゲットを絞り込むことは、訪問者を限定する、つまり訪問者が少なくなるということです。
しかし、ターゲットに合致する訪問者を呼び込むことで、商品・サービスを購入してもらえる確率を高めることができるのです(もちろん、あまりに絞り込みすぎると、本当に訪問者がいなくなってしまいます)。
実際に商品販売数などの数値目標を達成するためには、適切にターゲットを絞り込みましょう。
適切な運営・管理ができていない
3つめの失敗パターンは、「適切な運営・管理ができていない」Webサイトです。
Webサイトは、ただ作ってそのまま放置しておいても集客できるわけではありません。
Webサイトの運用・管理には、
・最新情報への更新
・デザインやレイアウトを適宜変更する
・必要な機能を追加する
・ユーザーからのアクションに答える
といったアクションが必要です。
ネットショップで何か商品を購入したいと思っても、そのWebサイトの「最新情報」が3年前だったら、不安になって、結局、商品を買うことはないでしょう。
そもそも最終更新が3年前だったら、検索結果上位にも表示されないはずです。
Webサイトは適宜更新してできる限り常に最新の状態を保つことで、ユーザーや検索エンジンから評価されます。
その結果、検索結果の上位に表示され、訪問したユーザーが必要な情報を得て期待したアクションへと移ってくれるでしょう。
ディプシーからのアドバイス
Webサイトの更新タイミングはそれぞれですが、適切な知識をもって運用することで高い集客効果を維持できるでしょう。
【まとめ】
ポイントを押さえたWebサイトで
集客効果を実感しよう!
Webサイトは、成功すれば高い集客効果を実感できるケースもありますが、どれだけ時間を費やしても満足できる効果を実感できないこともあります。
どこでその違いが生まれるのでしょうか。
成否を分けているのは、いかに集客効果を意識してWebサイトを作っているか、運用できているか、ということです。
成功するポイントをしっかり押さて、集客効果を実感できるWebサイトを目指してください。
「これからWebサイトを作りたい」「すでにWebサイトを作ったけれど、運用に悩んでいる」という場合は、私たちディプシーのようなWebサイト作成・運用のプロにご相談ください。
Webサイトの制作や運用には専門的な知識が必要です。
素人の方が行うことには、どうしても「失敗のリスク」が存在します。
正しいWebサイト運用のためのポイントを押さえられず、失敗まっしぐらのWebサイトを作ってしまいかねません。
そういった貴重な時間や手間を、本業のビジネスそのものに振り向け、専門的なWebサイト制作・運用はプロに任せたほうが、必ず効率はアップします。
プロであるWebサイト制作会社なら、集客効果の高い、作ってよかった・持ってよかったと思えるWebサイトを実現することができるのです。
ディプシーからのアドバイス
集客効果の高いWebサイトをご要望の方は、ぜひ私たちディプシーまでご相談くださいませ!
Webサイトのことなら株式会社ディプシーへ
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