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整体院経営において、患者さんの集客をどうするかということは避けて通れない重要な課題です。ただ施術の質を高めるだけでは、集客を増やすことは難しいでしょう。昨今は患者さんもインターネットやSNSで情報を集め、自分に最適な整体院を選んでいますから、そうした患者さんに自院を見つけてもらわなければなりません。また、新患獲得にばかり注力するのではなく、リピーターも増やしたり、休眠患者を呼び戻したりする戦略も必要になります。

本記事では、整体院の集客がうまくいかない原因と、それをどのように改善すべきかということを、具体的かつ実践的に徹底解説します。

    目次

  1. 1. 整体院の集客戦略のポイント
  2. 1-1. 3つの患者さんグループとそれぞれの集客方針
  3. 1-2. 集客する患者さんの優先順位は?
  4. 1-3. 集客したい患者さんのペルソナを設定しよう
  5. 1-4. 他院との差別化を図る
  6. 1-5. 自院の強みの見つけ方
  7. 2. なぜ整体院でうまく集客できないのか
  8. 2-1. ニーズに合った施術を提供できていない
  9. 2-2. 症状や治療に関するヒアリング・分析ができていない
  10. 2-3. 患者さんへの説明がわかりにくい
  11. 2-4. 自院Webサイトの信頼性が高くな
  12. 2-5. 口コミサイトやSNSを利用していない
  13. 2-6. リピートしたいと感じるサービスを提供できていない
  14. 2-7. 技術力が不足している
  15. 3. 整体院のオンライン集客法
  16. 3-1. 自院Webサイトのコンテンツ見直しとSEO対
  17. 3-2. 整体に関するオウンドメディアの開設
  18. 3-3. Googleビジネスプロフィールを使ったMEO対策
  19. 3-4. 整体YouTubeチャンネルの開設
  20. 3-5. 整体院のSNSの運用
  21. 3-6. 公式LINEの活用
  22. 3-7. リスティング広告の活用
  23. 3-8. ポータルサイトへの登録
  24. 4. 整体院のオフライン集客法
  25. 4-1. ウェルカムボードの設置
  26. 4-2. 既存の患者さんからの紹介
  27. 4-3. チラシの配布
  28. 4-4. 地域イベントへの参加
  29. 5. 休眠患者さん、既存患者さんへのアプローチ
  30. 5-1. 休眠患者さんへのアプローチ
  31. 5-2. 既存の患者さんのアフターフォロー
  32. 6. 整体院の集客で注意すべきポイント
  33. 6-1. 広告に頼りすぎず、基本は口コミ・紹介を地道に増やしていく
  34. 6-2. 整体院の広告で注意すべき5つの法律とは
  35. 6-3. 整体院の広告でやってはいけない表現例
  36. 7. 【まとめ】患者さんに信頼されて自然に再来院していただく集客を

整体院の集客戦略のポイント

ポイント

自院のターゲットをきちんと決めていますか?

多くの整体院はターゲット設定が曖昧なために、集客のアプローチもムダに広範になってしまいがちです。それでは余計なコストがかかり、集客効率も良くありません。

整体院の集客を成功させるためには、どの患者さんの層にアプローチするのかを明確にして、効率的かつ効果的な集客戦略を展開する必要があります。整体院が効果的な集客を行うためのポイントを段階的に解説していきましょう。

3つの患者さんグループとそれぞれの集客方針

整体院の患者には大きく分けて3つのグループがあり、それぞれ異なる集客方針が求められます。

新規の患者さん

新規の患者さんを集めるには、まず自院の存在を知ってもらわねばなりません。自院Webサイトをはじめ、広告、SNSなど様々なメディアを使って新規の患者さんにアプローチしましょう。そして実際に来院していただけたら、その初回の施術で患者さんに強い印象をもってもらいましょう。その後のリピーターにつなげるためのフォローも欠かせません。

リピーター

一度来院した患者さんに再び来院していただくには、施術後のフォローが重要です。

施術効果を感じたタイミングで次回の予約を促したり、定期的なメールやLINEを配信したりすることで、再来院の動機付けをすると効果的です。リピーターが増えれば、安定した経営基盤を築くことができるでしょう。

休眠患者さん

一度は来院したが、しばらく来院していない休眠患者さんには、再来院のきっかけを与える施策が必要です。

過去に来院した理由ごとに、その後の体調をフォローするようなメッセージを送り、再来院を促すキャンペーンを行いましょう。

集客する患者さんの優先順位は?

3

上記の3つのグループのどれを優先して集客するか、戦略的に考えることが重要です。

それぞれ特性が異なるため、整体院の経営状態や施策の目的に応じて、優先順位を決める必要があります。

たとえば新規開業したばかりの整体院なら、当然、新規患者の獲得が最優先となります。開業後、ある程度のリピーターがいる整体院では、リピーターを維持しつつ、休眠患者へのアプローチを行うことで、経営を安定化させることを狙うべきです。

新規の患者さんを集めることはリピーターを増やす基盤にもなるので重要ですが、既存のリピーターや休眠患者を優先することは、短期的な売上アップにつながります。

新規と既存のバランスを見ながらどのグループに注力すべきかを戦略的に判断し、売上や来院数の状況、マーケティングのリソースに応じて決めましょう。

集客したい患者さんのペルソナを設定しよう

ペルソナ

ペルソナとは具体的なターゲット層のイメージです。漠然と「患者さんを集めたい」と思うのではなく、メッセージを最適化するためにペルソナを設計することで、効果的な集客戦略を立てるマーケティング手法です。たとえば「30代の女性」「デスクワーク中心の40代男性」といった具体的なペルソナを設定することで、その層に響く施策が打てるようになります。

たとえば次のようなペルソナを設定してみましょう。

  • 30代後半の女性、デスクワーク中心の職業に就き、肩こりや腰痛に悩む。仕事帰りに気軽に立ち寄れる整体院を探しており、できるだけリラックスできる空間を求めている。ウェブで事前に口コミをチェックし、信頼できる施術者を重視する。

このようなペルソナなら、平日の夕方から夜にかけて時間が取れ、リラックスできる環境と効果の高い施術を求めていることが考えられます。また、事前に口コミやSNSで評判を調べ、技術力の高い整体師を信頼する傾向にあるかもしれません。そうしたニーズに応えることで、新規患者の獲得やリピーター増加につなげられるでしょう。

他院との差別化を図る

自院のある地域には、他にもいくつもの整体院があるのではないでしょうか。そうした競合とどのように差別化するかを考えていくことも非常に重要です。

自院のターゲットとなる患者さんに明確なコンセプトと他院にはない強みを打ち出すことで、「自院が選ばれる理由」を作り出してください。

たとえば「女性専用の整体院」、「スポーツ選手向けの専門施術の提供」など、特定の患者層に対する訴求力を高めることも差別化のひとつの方法です。

自院の強みの見つけ方

どのように自院の強みを設定すればいいかわからないという整体師さんもいると思います。

そのような場合は、患者さんからのフィードバックを参考に考えてみたり、ライバルの整体院をリサーチし、そこでは提供されていないサービスや施術方法をは何かを考えてみたりすることが、強みを発見するヒントとなるでしょう。

地域性や施術内容、価格帯といった要素を分析し、独自の強みを明確にしていけば、他院との差別化を図りやすくなります。

ディプシーからのアドバイス

新規集客を重視すると短期的には収益アップが期待できますが、リピーターの維持を怠ると長期的には収益が安定しなくなります。
とはいえ、リピーターや休眠患者に依存してしまうと、今度は新しい患者さんを開拓できず、将来的に集客が先細りになってしまうリスクがあります。
整体院のフェーズや目標に応じて、各ターゲット層へのアプローチを柔軟に変えることが重要です。

ホームページ制作は株式会社ディプシー
「整骨院・接骨院・鍼灸院・整体院」専門ホームページ制作については、こちらの特設サイトをご覧ください。

なぜ整体院でうまく集客できないのか

なぜ

整体院で集客がうまくいっていないとしたら、その原因は何でしょうか。

たとえば広告や宣伝が不足しているというのは、表面的な原因に過ぎません。根本的な問題として、たとえば、患者さんが求めているサービスや体験を提供できていないという場合が多いはずです。

本項では、整体院が集客で失敗しがちな具体的な原因を一つずつ掘り下げていきます。それらの問題を改善していくことで、持続的に患者を集められる体制を構築できます。

ニーズに合った施術を提供できていない

患者さんが整体院を訪れる理由は肩こり、腰痛、疲労回復などさまざまです。そうした具体的なニーズに合わせた施術を提供できていない整体院だと、患者さんは施術の効果に満足しないため、再来院してくれることはないでしょう。つまり患者さんが抱えている問題や症状に適切な施術を行うことが重要なのです。

また、定期的な施術が必要な患者には、施術プランを提案することで、リピート率を向上させることもできるでしょう。

症状や治療に関するヒアリング・分析ができていない

患者さんの症状を十分に理解し、適切な施術を提供するためには、施術前にしっかりヒアリングを行うことが欠かせません。

初診時に詳しい症状を確認したり、どのような生活習慣をもっている患者なのかということをヒアリングしたりして、症状の根本原因を探ることが重要です。

そうしたヒアリングや分析が不十分だと、効果の高い施術を提供することができず、患者さんは、継続的に通うモチベーションを持てないでしょう。

患者さんへの説明がわかりにくい

施術の前後に行う説明は、患者さんが理解しやすいように心がけてください。医学的な専門用語を多用せず、わかりやすく説明することで、患者さんに安心してもらえるようにしましょう。

施術の目的や、今後の治療計画についても具体的に説明し、患者さんが納得して治療を受けられるようにすることで信頼を築くことができます。

自院Webサイトの信頼性が高くない

昨今、ほとんどの患者さんは、来院前にネットで自院の情報を調べているはずです。その際に、Webサイトが古臭かったり、情報が不足していたり、スマホでの表示に対応していなかったりすると、この整体院は信頼できないと判断され、来院してもらえない可能性があります。

患者さんに信頼してもらうためには、定期的に自院サイトを更新し、施術内容や料金、患者の声などの情報なども充実させていく必要があります。

口コミサイトやSNSを利用していない

集客には、口コミサイトへの登録やSNSでの活動も重要です。これらを活用していない整体院は、潜在的な患者さんにリーチするチャンスを逃しているといってもいいでしょう。

整体院は、どのような施術を行っているかということを可視化しにくいので、口コミや実際の患者さんの声が、信頼を得るための重要な要素となります。SNSを通じて、施術の雰囲気や患者の声を発信すれば、新規の患者さんの集客につながるでしょう

リピートしたいと感じるサービスを提供できていない

新規の患者さんを獲得するだけでなく、リピーターを増やすためには、患者さんが「またこの整体院に来たい」と思うようなサービスを提供する必要があります。

施術の質が高いことはもちろん、院内の雰囲気や接客態度、アフターケアなど、患者さんが体験するあらゆる要素が、再来院してくれる動機に関係しています。

技術力が不足している

整体院の競争力の源泉は、なんといっても施術の技術力です。

肝心の技術が不足していたら、いくら広告や集客に力を入れたところで、患者さんは再来院してくれません。

施術の技術は日々進歩していますから、最新の治療法や技術も積極的に取り入れなければ、患者さんの信頼を得ることはできないでしょう。技術向上のための研修や学習を怠らず、不断に技術を研鑽することが、リピーターの獲得に直結するのです。

患者の症状に対して的確にアプローチできる技術力を持つことは、他院との差別化にも必ずつながります。

ディプシーからのアドバイス

施術後にアドバイスを行って日常生活での改善方法を提供したり、次回予約を提案することも重要です。
患者さんに次回来院を前向きに考えていただけるように、施術後にフォローの連絡を行うなど、顧客対応に力を入れることがリピート促進につながります。

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整体院のオンライン集客法

オンライン

特に新規の患者さんを獲得したいなら、オンライン集客は大きな効果を発揮するでしょう。昨今では、ネットを通じた情報収集が主流となっていますから、オンラインの施策を強化することは非常に重要です。

本項では、整体院が取り入れるべきオンライン集客法について解説していきます。それぞれの手法を組み合わせ、効果的な集客を目指しましょう。

自院Webサイトのコンテンツ見直しとSEO対策

SEO対策

Webサイトは、自院の情報を詳しく伝える、自院の「顔」となる媒体です。ほとんどの場合、患者さんが最初に訪れるのは自院のWebサイトでしょう。そのため、自院サイトのコンテンツが充実しているか、SEO対策が適切に行われているかを定期的に見直しましょう。

ターゲット:すべての患者さん

費用の目安:SEO対策やコンテンツ制作にかかる費用の目安は数万~数十万円程度です。

即効性:SEOはすぐに効果があらわれるものではありませんが、長期的に見れば、持続的な集客効果をもたらします。

長期効果:検索エンジンでの上位表示が定着すれば、安定した集客が期待できます。

デメリット:定期的な更新を継続して行う必要がありますので、それい応じた労力がかかります。

整体に関するオウンドメディアの開設

オウンドメディアとは、自院で運営する、専門性を活かした情報発信メディアです。整体に関する専門的な記事、健康に役立つ情報を発信することで、患者の信頼を得ることができます。

ターゲット:健康情報に関心がある新規の患者さんやリピーター

費用の目安:整体師が自分で記事を書く場合はコストは抑えられます。外部のライターなどに発注する場合は、1記事につき数千~数万円程度に費用がかかるでしょう。

即効性:すぐに集客数が増えることにはつながりませんが、SEO対策と組み合わせて中長期的な効果を発揮します。

長期効果:継続的に記事を更新していくことにより、長期的な集客増をもたらします。

デメリット:継続的に記事を作成する労力がかかります。またSEO対策も必要です。

Googleビジネスプロフィールを使ったMEO対策

MEO

Googleマップでの上位表示を目指す、地域密着型の集客手法です。スマホなどで整体院の場所を「整体院(地域名)」というキーワードで検索する患者さんが多いため、集客法としては非常に効果的です。

ターゲット:地域住民、特に新規の患者さん

費用の目安:Googleビジネスプロフィールへの登録は無料です。ただしMEO対策を行う業者に依頼した場合は、月額1~5万円程度の費用がかかるでしょう。

即効性:即効性は高く、短期間で効果を実感できます。

長期効果:マップでの検索上位表示が定着すれば、長期間安定した集客が期待できます。

デメリット:地域によっては競合する院が多く、上位に表示させることが難しいこともあります。

整体YouTubeチャンネルの開設

ユーチューブ

動画を通じて視覚的に施術の様子や整体院の雰囲気を伝える手法です。文字だけで自院についてアピールするより、患者さんの信頼を得やすいでしょう。YouTubeチャンネルを立ち上げ、整体に関する知識を動画で説明すれば、情報提供と集客の両面で役立ちます。

ターゲット:動画で情報を得たい新規の患者さん、既存の患者さん

費用の目安:専門業者に動画撮影を依頼すると数万~数十万円の費用がかかることもありますが、そこまでクオリティの高いものは求められておらず、無料で自作するのがおすすめです。

即効性:チャンネルが認知されるまで時間が一定の時間がかかります。

長期効果:うまく動画を拡散することができれば、長期的な集客効果が期待できます。

デメリット:動画制作を自分で行った場合、時間と手間がかかります。

整体院のSNSの運用

SNS

整体院が運用するSNSは短期間でフォロワーにリーチできるので、患者さんとのコミュニケーションを深め、集客につなげる効果があります。施術の紹介やキャンペーン情報なども手軽に発信できます。特にビジュアル重視のInstagramは、施術の様子や院内の雰囲気を伝えることができるでしょう。

ターゲット:SNSを活用する若年層や中高年層の患者さん

費用の目安:基本的に無料です。1万円程度から広告を配信することもできます。

即効性:投稿内容によっては短期間で集客効果が出る場合もありますが、一般的にはフォロワーを増やすのに時間がかかります。

長期効果:フォロワーが増えてくれば、安定した集客が見込めるでしょう。

デメリット:継続的に運用しつづけることが必要です。定期的に投稿を続けないと効果は薄れていきます。

公式LINEの活用

LINE

ダイレクトに患者さんにアプローチできるLINEの公式アカウントを使えば、クーポンを発行したり、来院のリマインドを送って再来院を促したりすることもできます。

ターゲット:既存の患者さん、リピーター

費用の目安:無料プランもありますが、有料プランは月額数千~数万円程度の料金がかかります。

即効性:即効性は高く、クーポンを配布したりすればすぐに効果が現れることもあるでしょう。

長期効果:継続的に活用していくことで、リピーターの再来院促進に貢献してくれます。

デメリット:配信内容を考える必要がありますので、その労力がかかります。

リスティング広告の活用

リスティング広告は、検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に表示される広告です。「整体院(地域名)」といったキーワードで広告を表示させることで、その地域で整体院を探している人にピンポイントでアプローチできます。

ターゲット:インターネットで整体院を探す新規の患者さん。

費用の目安:キーワードの競合状況により異なりますが(つまりその地域に競合する整体院がたくさんある場合は高くなります)、1クリックあたり100~500円程度の広告費用がかかります。

即効性:非常に即効性があり、広告を出してすぐに集客効果が現れることもあります。

長期効果:設定した広告予算が少ないとすぐに予算を消化してしまい、広告が表示されなくなります。

デメリット:競合が多い地域などでは広告予算がかさむ可能性があります。

ポータルサイトへの登録

ポータルサイトとは、整体院やクリニックなどが多数掲載されている予約サイトや口コミサイトです。整体院が多く登録されているポータルサイトに登録すると、ポータルサイトを訪れた患者さんが検索してくれるので、集客の一助となります。ポータルサイトの集客は特に口コミに影響されるので、評価を高めることが集客の成否を左右します。

ターゲット:ネットで整体院を探している新規の患者さん

費用の目安:ポータルサイトへの登録は無料のものと、月額数千円~数万円程度かかる有料のところがあります。

即効性:口コミが増えれば集客効果が向上しますが、効果が現れるまでには時間がかかります。

長期効果:口コミが蓄積され、評価が上がれば長期的な集客が期待できます。

デメリット:ポータルサイト内で、同じ地域で競合する整体院が多い場合は、上位表示されにくいこともあります。

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整体院のオフライン集客法

整体師

次に、ネットを活用しないオフラインの集客方法について解説します。

地域に密着したオフラインの集客は、ネット全盛の現代でも根強い効果を発揮します。そもそも整体院は地域密着型のビジネスですし、中にはデジタルに馴染みのない層も多いため、オフラインでの集客はとても重要なのです。

整体院が効果的に活用できるオフライン集客の方法を詳しく解説します。

ウェルカムボードの設置

ウェルカムボード

整体院の前にウェルカムボードを設置し、施術内容や料金、キャンペーン 情報などを、道行く人にアピールする手法です。視覚的に店舗の雰囲気を伝えることができ、人の往き来が多い場所にある整体院では特に有効です。

ウェルカムボードに書く内容は、シンプルでわかりやすいメッセージのほうが興味を持ってもらいやすくなります。

ターゲット:通りがかりの人や、近隣に住んでいる新規の患者さん

費用の目安:ウェルカムボード自体は数千円程度で変えます。ただし内容を定期的に変更する手間はかかります。

即効性:通行人の目にすぐ留まりやすく、即効性が期待できます。

長期効果:定期的に内容を更新すれば、長期的な集客効果も持続させられるでしょう。

デメリット:人通りが少ない立地の場合はあまり効果を見込めないこともあります。

既存の患者さんからの紹介

紹介キャンペーンを企画したり、口コミを促進したりすることで、新規の患者さんを獲得する方法です。紹介者の信頼もあるため、来院してくれる確率が上がります。

紹介してくれた既存の患者さんにも特典を提供すれば、両者にメリットが生まれるので、紹介を活発化させられるでしょう。口コミを投稿してもらうのも有効で、実際の患者さんが投稿する口コミは信頼性が高いと判断され、広告を出したりするよりも高い効果を発揮することがあります。

ターゲット:既存の患者さんとその知人・友人など

費用の目安:紹介特典を設ける場合、それにかかる費用の相場は数千円~でしょう。

即効性:すぐに紹介してくれる既存の患者さんがいれば、集客の即効性も上がります。

長期効果:紹介してくれる患者さんが増えていけば、長期的な集客効果を期待できます。

デメリット:紹介に依存しすぎると、紹介が途絶えた際に集客が滞ってしまうリスクもあります。

チラシの配布

チラシ

地域の住民に対してチラシを配布することで、近隣からの新規患者を集める手法です。その地域内で広範囲に認知度を広げられます。割引や初回無料キャンペーンなどの特典をつければ、反響率も高まるでしょう。配布するエリアやターゲットを明確にすることで、効率的に集客効果を狙えます。

チラシは前項で解説したオンラインの集客活動と組み合わせることで、さらに効果を高められます。たとえばオンライン広告で認知度を上げた後に、特定の地域でチラシを配布すれば、来院率をさらに引き上げることもできるでしょう。

ターゲット:地域内に住んでいる新規の患者さん

費用の目安:チラシの印刷と配布費用の目安は数万~数十万円程度です。

即効性:配布するとすぐに反応が得られることが多く、即効性が高い集客方法です。

長期効果:継続的に配布すれば、長期的な認知度向上につながります。

デメリット:捨てられる可能性が高く、反響率が低い場合は費用対効果が悪い場合もあります。

地域イベントへの参加

地域のお祭りやイベントにブースを出展すると、地元住民との接点が増え、整体院の存在をアピールできるでしょう。整体院自体が地域密着型のビジネスであるため、直接患者さんとコミュニケーションを取ることができれば、より信頼関係を築きやすくなります。

ターゲット:地域在住のイベント参加者

費用の目安:イベント出展費用はケースバイケースですが、数万円程度が目安です。ノベルティなどを配布する場合は、その制作費が別途かかります。

即効性:イベント当日や翌日にすぐに反響が得られることが多いでしょう。

長期効果:地域住民とのつながりを確立できれば、長期的な集客につなげられる可能性もあります。

デメリット:イベントがない時期には実施できない方法です。

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休眠患者さん、既存患者さんへのアプローチ

集客

新規の患者さんだけでなく、休眠中の患者さんや既存の患者さん(リピーター)に集客アプローチを行う際には、どのような注意点があるかということを解説します。

休眠患者さんへのアプローチ

過去に来院したものの、しばらく来院されていない休眠状態の患者さんにターゲットを絞った施策です。

休眠患者さんには、特別なオファーや案内をメールやハガキで送り、再来院を促しましょう。割引キャンペーンや新しい施術メニューの紹介が、久しぶりの来院の動機付けになります。

すぐに反応が得られる場合もあり、比較的即効性が高い集客方法と言えます。

定期的にアプローチすることで、長期的なリピーターとして復帰していただける場合がありますが、しつこくアプローチしてしまうと、逆効果になることもありますので、慎重に行う必要があります。

既存の患者さんのアフターフォロー

既存の患者さんにはきちんとフォローアップを行いましょう。

単に施術を行った後の連絡をするだけではなく、施術後の状態確認や、日常生活でのアドバイスをすることで、患者さんとの信頼関係を強化し、次回の来院につながるように促進します。アフターフォローは患者の満足度を高めるためにも重要な施策です。

施術後のフォローアップ施策の例として、次回予約を誘導するキャンペーンや割引特典を活用することが挙げられます。

重要なのは、フォローアップが「押し売り」と感じられないよう、患者にとって有益な情報を提供しつつ、自然に再来院を促すことです。定期的にフォローすることで長期的なリピート効果を期待できますが、こちらも、あまりフォローが頻繁すぎると、患者さんが押しつけがましいと感じてしまうこともありますので注意が必要です。

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整体院の集客で注意すべきポイント

ポイント

最後に、整体院の集客における注意点について解説します。

特に、過度な広告依存や法的な規制を無視した広告表現を行ってしまうと、逆に患者さんの信頼を失うリスクがあります。また、集客を進める上で注意すべき重要なポイントや、健全で効果的な集客活動を実現する方法を解説しましょう。

広告に頼りすぎず、基本は口コミ・紹介を地道に増やしていく

広告には一時的に集客効果を高める効果がありますが、長期的な視点で見ると、最も信頼できる集客手段は、やはり口コミや紹介です。広告に過度に頼りすぎると、コストがかさむだけでなく、信頼性まで損なわれることがあります。患者さんからの紹介や口コミを自然に増やしていくことで、持続的な集客を図りましょう。

特に、患者さんが実際に体験した施術に満足してくれているのなら、その声(口コミ)は非常に強力なマーケティングツールとなります。

口コミを増やそうと思うなら、まず満足度の高い施術を提供することですが、それに加えて、患者さんに感謝の気持ちを示すことが重要です。たとえば、紹介してくれた患者さんにも特典を提供し、紹介してもらいやすくする環境を整えるのがおすすめです。

整体院の広告で注意すべき5つの法律とは

整体院の広告では、注意すべき法的な規制があります。これらを無視した広告は法に反すると罰則が適用される可能性もあるため、慎重に対応する必要があります。

医師法

整体師は、医師とは異なり、医療行為を提供することができません。このため、広告を出す際にも医療行為とみてとれるような表現方法はNGです。

たとえば、健康器具などを販売する場合、「これを使えば〇〇が治る」といったような文言を使うことはできません。医薬品や医療器具と見なされるような表現になっていないか、逐一確認するようにしましょう。

医薬品医療機器法(旧称薬事法)

かつては薬事法と呼ばれていたもので、現在では通称「薬機法」と呼ばれます。医薬品や医療機器などの効果や品質を確保するための法律です。

整体院で扱うサプリメントや健康器具について、医学的な効果を謳って広告すると薬機法に違反するおそれがあります。具体的には、病気の改善や体調の変化に関する表現、たとえば、「整体を受けると病気が治る」「サプリで脂肪燃焼できる」といったものが該当します。

景品表示法

消費者に誤認されるような表現をしたり、過大な景品を提供をしたりすることを禁じる法律です。正式名称は「不当景品類及び不当表示防止法」です。

整体師が施術内容や販売商品の効果を誇張して広告表現を行うと、景品表示法によって処罰されることがあります。

あはき法

「あはき法」は正式には「あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師法」という名称の法律です。

鍼灸院・あん摩マッサージ・指圧院の施術は、伝統的な日本の治療法として古くから行われてきました。昭和22年、施術を行う者の資格や業務の基準が「あん摩、はり、きゅう、柔道整復等営業法」で定められ、さらに国家資格が必要になった昭和26年に「あん摩師、はり師、きゆう師及び柔道整復師法」に名称変更されました。その後、昭和45年に柔道整復師法が単独法となって、現在の名称に至ります。

この法律の目的は、消費者を誤解や偽情報から守り、施術者の資質を確保することです。

このため、広告や宣伝においては、施術の効果や安全性に関する過度な表現や誇大広告を禁止しており、これに違反すると罰則が科されます。

あはき法においては、あん摩、はり、きゅうの施術は医療行為ではないとされ、それぞれの施術を行うためには国家資格が必要なため、無資格でこれらの施術を行うことは違法です。

柔道整復師法

本記事をお読みの整体師の皆さんならよくご存じの通り、整体師は国家資格ではなく、あん摩、マッサージ、指圧、はり、きゅう、柔道整復を行うことを禁止されています。

このため整体師の施術には保険が適用されません。施術内容も、ケガや病気による痛みの改善や治療というよりは、歪みの矯正・痛みの軽減・身体の自然治癒力を高める・健康の維持や疲労回復・リラクゼーションが目的となっています。

現在、整体院を対象にした法律はありませんが、今後は整体院の広告も自主規制の対象になる可能性があります。

整体院の広告でやってはいけない表現例

ダメ

整体院の広告のNG表現の具体例として、次のようなものがあります。

「○○を完全に治します!」:効果を確約する表現は禁止されています。

「業界No.1」:具体的な根拠がないまま、業界1位を謳うのは誤認表示とみなされる可能性があります。

「すぐに治る」:施術の効果に過度な期待を持たせる表現は、規制対象となります。

「無料施術」:特典やキャンペーンとしての「無料施術」も、条件によっては違法になる場合があるため、十分な注意が必要です。

「有名な整体師が担当」:実際にその整体師が在籍していない場合、虚偽広告に該当します。

ディプシーからのアドバイス

どの集客施策も、効果がなければただのコストです。
広告やキャンペーンの実施後には、必ず費用対効果を検証しましょう。
その施策を実施したことによって、どれだけの患者さんが来院し、そのうち何人がリピーターになったかを確認してください。
データに基づいて施策を評価し、改善していくことが重要です。
費用をかけたのに来院者数が少ないような施策は見直すか、改善する必要があります。

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【まとめ】患者さんに信頼されて自然に再来院していただく集客を

株式会社ディプシー

整体院の集客は、新規の患者さん獲得だけでなく、リピーターの確保や休眠患者さんの再来院を促すことが鍵となります。

オンラインとオフラインの集客の施策はバランスよく取り入れ、持続的に集客していきましょう。また、法的な規制や、費用対効果を常に意識することも大切です。

一方で、広告に依存しすぎることなく、口コミや紹介を通じて自然に患者さんを増やす戦略も非常に重要です。長期的な信頼関係を築き、患者さんが安心して再来院できるような施策を講じることで、安定した経営基盤が築けます。常に患者さんのニーズを意識し、サービスの質を向上させる努力を続けることが、成功する整体院の条件と言えるでしょう。

私たち株式会社ディプシーでは、整体院で集客に成功するための専用ホームページ制作を行っています。

また、制作後の運用アドバイスやリスティング広告、MEO対策の代行なども行っていますので、整体院ホームページの新規作成やリニューアルをご検討の際はぜひご相談ください!

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